研究課題/領域番号 |
10470083
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 大阪府立成人病センター研究所 |
研究代表者 |
瀬谷 司 大阪府立成人病センター, 研究所, 所長 (10301805)
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研究分担者 |
櫨木 修 広島大学, 医学部・総合薬学部・薬効解析化学講座, 教授
枦木 修 広島大学, 医学部・総合薬学学科, 教授 (80142751)
松本 美佐子 大阪府立成人病センター研究所, 第6部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1999年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 麻疹ウイルス / ヒトCD46 / シグナル伝達分子 / SHP-1 / CD9 / α3β1インテグリン / Moesin / 免疫抑制 / α_3β_1インテグリン / 麻疹ウィルス / innate immunity(基本免疫) / 抗原提示細胞 / IL-12 / ホスファターゼ / 補体 |
研究概要 |
1.ヒトマクロファージ、樹状細胞は活性化ステージ(例えばGM-CSF6日間培養)に応じてCD46-SHP1複合体を形成する。 2.CD46-SHP1複合体にはCD9、α3β1インテグリン,moesinが共存する。 3.この複合体形成前はこれらの免疫担当細胞は麻疹ウィルス感受性が高く合胞体形成を誘起するが、複合体形成後はウイルスの複製が強く阻害される。 4.NO産生、IL-12産生の増強がCD46複合体形成時のヒトマクロファージで見られる。 NOの産生がウイルス増殖阻害とパラレルである。ただし、ウィルス株特異性があり、KO株が強力にNO産生の細胞応答を惹起する。CD46のdown-regulationもKOのみでおこる。 5.KO株のH proteinのアミノ酸、451Ala,473Leuがこの細胞応答に重要である。V451A, I473Lの通常株ではNO産生もIL-12産生も誘起しない。 6.NO産生はCD46のC3b ligation,抗体cross-linkによっても誘起される。ウイルスの成分、複製は絶対的な必要要因ではない。 以上の結果と麻疹ウィルスによる一過性免疫抑制の関連は未だ直接証明が得られていないが、i)CD46がシグナル伝達レセプターとして機能すること、ii)麻疹ウィルスは株に依存してマクロファージ系の機能を変調せしめること、が明らかになった。麻疹ウィルスの免疫抑制はCD46のシグナルに依存するかも知れない。以上の点を別添の論文に公表した。
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