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地域におけるヘリコバクタ・ピロリ感染率の推移に関する血清疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10470111
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

渡辺 能行  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (00191809)

研究分担者 林 恭平  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60079754)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードヘリコバクタ・ピロリ菌感染 / 疫学 / ヘリコバクタ・ピロリ感染
研究概要

1987年度、1988年度、1992年度、1993年度及び1997年度の基本健康診査や胃がん検診の受診者述べ約6000人を対象にして、ヘリコバクタ・ピロリ菌に対する抗Ig-G抗体の測定を行なった。1988年度、1992年度及び1993年度の感染陽性率が1987年度と1997年度と比較して系統的に低率であった。
1987年度と1997年度のそれぞれの年度における横断的解析では、ヘリコバクタ・ピロリ感染率は男性の方が女性よりも高率であった。年齢についでは、おおむね加齢とともに感染率が上昇するが、80歳以上の高齢者においては若干感染率が低下する傾向が性別でも男女合計においても認められた。
1987年度から1997年度へかけての10年間に、集団全体としても、また同じ年齢階級においても若干の感染率の低下が認められた。
同じ生年グループの集団である出生コホート別(10年ごと)の推移では、男女合計の10年ごとの出生コホートにおいては、すべてのコホートにおいて、10年後に感染率の低下を認めた。
1987年度と1997年度の10年間隔で測定のできた533人について見てみると、おおむね約70%が持続陽性であり、約20%が持続陰性であった。Sero-conversionをおこした者は残りの約10%強であり、約5%が陽性化を、約6%が陰性化をしていた。
ヘリコバクタ・ピロリ菌感染は小児期におこるとされているが、30歳以上の成人期こおいても少数ではあるが、新たな感染と脱落が生じていることが推察された。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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