研究課題/領域番号 |
10470133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
足立 幸彦 三重大学, 医学部, 教授 (50111026)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ビリルビン / Gilbert症候群 / Crigler-Najjar症候群 / UGT1A1 / 遺伝子変異 / 絶食高ビリルビン血症 / ビリルビンUDPグルクロン酸転移酵素 / 血清ビリルビン / 遺伝子診断 / 体質性黄疸 / Crigler-Najjan症候群 / 人種差 / 高ビリルビン血症 / fasting hyperbilirubinemia / 黄疸 |
研究概要 |
1.日本人におけるビリルビンUDPグルクロン酸転移酵素遺伝子(UGT1A1)の多型、変異 健常日本人の白血球のUGT1A遺伝子検索を進めた。G71R変異のアレル頻度は13.8%、Y486D変異のアレル頻度は0%、プロモーター領域TATA boxへのTA挿入変異(TA7)のallele頻度は12.9%であった。欧米の報告ではコード領域の変異は健常者に全く存在せず、一方TA7変異はallele頻度16%と日本人よりもやや多い。 2.UGT1A1遺伝子変異と血清ビリルビン値との関係 健常人、Gilbert(G)症候群、II型Crigler-Najjar(CN)症候群の患者のUGT1A遺伝子変異と空腹時血清ビリルビン値とを検索し、両者の関係を更に検討した。健常者の変異(多型)の多くはheteroのプロモーター領域のTA7変異であり、一部heteroのG71Rの変異がみられた。G症候群患者の約90%にその他、コード領域の多種のhetero,homoの変異を認めた。新たにheteroのP364LとG71Rの合併したG症候群患者を発見して、検討中である。CN症候群では全例にコード領域のhomoの変異を認めた。 3.UGT1A1遺伝子変異と絶食高ビリルビン血症の関係 G症候群の診断に利用されている24時間低カロリー試験をUGT1A遺伝子を検索できた健常者、G症候群患者に行い、血清ビリルビン上昇と遺伝子変異の関係を検索した。遺伝子変異(+)の症例は、健常者でもG症候群患者でも血清ビリルビン上昇が0.6mg/dl以上となり、又変異と血清ビリルビン上昇との間に因果関係が認められた。
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