研究課題/領域番号 |
10470144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
大槻 眞 産業医科大学, 医学部, 教授 (00030916)
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研究分担者 |
木原 康之 産業医科大学, 医学部, 助手 (80279330)
中村 早人 産業医科大学, 医学部, 講師 (90207902)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | OLETFラット / トランスジェニック / CCK-A受容体 / ノックアウトラット |
研究概要 |
平成10年度には、OLETFラットのCCK-A受容体は遺伝子レベルの異常であり、CCK-A受容体を介する機能は完全に消失していたことを確認して報告した。平成11年度には、CCK-A受容体全領域をコードするcDNAをRT-PCR法にて取り出すことに成功した。CCK-A受容体の発現をより強力にするため、SV40のエンハンサーおよびプロモーター領域をもち、同時に翻訳効率を増加させるためのポリ(A)領域をもつpSIプラスミドにCCK-A受容体cDNAを組み込んだ。 平成12年度は実際にマイクロインジェクション法を行った。OLETFラット交尾後、455個を採卵し、387個にDNAを注入し、342個の生存を確認して移植し、114匹の産子が得られ、110匹が離乳可能であった。テールから抽出したDNAをもちいてPCRを行ったところ、最終的に17匹のTgラットを得ることができた。産子あたりのTg率は14.91%であり、移植胚あたりのTg率は4.97%であり、注入胚あたりのTg率は4.39%であった。一般的にTgマウスと比較するとTgラットの作製は困難であるが、今回の実験では高率にTgラットを得ることができた。今後はこのTgラットを交配して、実際にCCK-A受容体の蛋白質が発現し、かつ機能しているラットを選別し、膵線維化機序の検討をおこなって行く予定である。
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