研究課題/領域番号 |
10470213
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小澤 敬也 自治医科大学, 医学部, 教授 (30137707)
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研究分担者 |
卜部 匡司 自治医科大学, 医学部, 助手 (40213516)
久米 晃啓 自治医科大学, 医学部, 講師 (10264293)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1998年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / 遺伝子導入 / 遺伝子組込み / AAV / AAVS1領域 / Rep / ITR / TVI法 |
研究概要 |
アデノ随伴ウイルス(AAV)のITRとRepという二つのコンポーネントを利用した第19番染色体部位特異的遺伝子組込み法[TVI(Targeted Vector Integration)法]の開発、得に、Rep蛋白質の機能解析と細胞毒性の制御法に焦点を当てた検討を行なった。即ち、種々の変異Rep発現ベクターを構築し、AAVS1領域特異的組込み活性を保持し細胞毒性が減弱したものの探索を試みた。具体的には、Rep78のN末側約1/3の領域において、極性を持つアミノ酸を一つずつアラニンに変換した変異Rep発現ベクターを構築した。これらを解析した結果、幾つかの候補変異Rep遺伝子が得られた。その他、ランダムに変異を挿入したRep遺伝子の解析も行い、TVI活性を保持し、細胞毒性の低くなった変異Rep遺伝子を行った。検討した範囲では、AAVS1以外の組込み部位に共通の特徴的な塩基配列はなかったが、K562細胞から得られたDNAの一つにGAGTの繰り返し配列を見とめた。尚、TVI法は分裂細胞に遺伝子導入する場合に大きな価値があると考えられ、造血系細胞で機能するかどうか検討した。その結果、K562細胞にRep78を発現させた場合にITR-neo^r遺伝子の部位特異的組込みが観察され、TVI法が造血系細胞でも有効であることが示された。
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