研究課題/領域番号 |
10470299
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三浪 明男 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20133738)
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研究分担者 |
岩崎 倫政 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30322803)
伊東 学 北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (00271677)
末永 直樹 北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (70261310)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2000年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 同種関節移植 / 同種肢移植 / FK506 / 免疫抑制 / time dependency / 主要組織適合抗原 / 免疫抑制剤 |
研究概要 |
(1)donor/recipient間の主要組織適合抗原亜領域の一致が移植片生着に及ぼす影響については、ラットMHCであるRT1-Aと-Dの両者を一致させることにより移植片の生着期間がRT1全亜領域非一致群に比べ2倍以上延長することが証明された(20.3 days v.s. 9.4 days)。この結果より、同種肢・関節移植においてはRT1-A、-D両者を一致させることが移植片の生着期間延長には最も重要であると考えられた。 (2)FK506の効果におけるtime dependencyの存在の有無に関する実験は以下のように行った。ラット同種肢移植モデルを作製し、recipientにFK506 5 mg/kg単回投与を術日(day0群)、術後1日(day1群)、術後2日目(day2群)に行った(各n=5)。各群の移植片の平均生着期間および組織学的所見を比較することで、FK506投与日の相違による効果判定を行った。移植片生着期間は、非投与群で9日、day0群19日、day1群52日、day2群42日であり、day1およびday2群において有意な延長を認めた。また、組織学的所見においてもこれらの群は他に比べ拒絶反応は有意に抑制されていた。これらの結果より、FK506にはtime dependencyがあり、術直後の投与よりも術後24-48時間後の投与がより効果的であると考えられた。今後は、血中サイトカイン濃度の推移などからそのメカニズムを解明していく予定である。
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