研究課題/領域番号 |
10470410
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
西村 和晃 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (40098017)
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研究分担者 |
柴 肇一 北海道大学, 工学部, 助教授 (60241303)
高田 耕平 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (20103103)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 歯周組織再生 / セメント質関連蛋白 / 骨細胞 / セメント芽細胞 / 歯セメント質関連蛋白 / 歯周再生療法 |
研究概要 |
セメント質成分が歯周組織創傷治癒,再生に重要な役割を演じることが確認されている。すなわち、これらセメント質含有物質は、未分化間葉細胞をセメント芽細胞、骨芽細胞、歯根膜細胞に分化させ、新生セメント質、新生歯根膜、新生歯槽骨を同時に形成させる。本研究は、セメント含有蛋白のリコンビナント化を成就させるため、局所再生活性を高めるセメント含有蛋白分離、精製が行われた。その結果、我々は数種の新規のセメント質由来蛋白を発見した。(1)牛プレセメンタムPBS(-)抽出物をDEAE-HPLCで精製を行い、66kDaのセメント質由来走化物質を見い出した。(2)牛プレセメンタムPBS(-)抽出物を逆相カラムで精製し、他のケモカインと異なる8kDaの新規の蛋白を見い出した。(3)牛プレセメンタムPBS(-)抽出物をDEAE-HPLCで精製。走化活性の高い非吸着成分をCM-HPLC、ゲル濾過し、そのN末端アミノ酸配列解析により、39.7kDaの新規の蛋白を見い出した。加えて、γ線照射セメント質と歯肉繊維芽細胞との共培養液をRT-PCRを用いてOPG/OCIFmRNA発現を調べた。その結果、0PG/OCIFmRNAの発現は,γ線未照射セメント質よりγ線照射セメント質の方が低かった。このことは、健全セメント質に含まれるある物質が根面上への骨芽細胞の接着、分化を抑止している可能性を示唆している。
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