研究課題/領域番号 |
10470479
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大泉 康 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00006355)
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研究分担者 |
中谷 圭吾 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教務職員 (60281979)
松永 公浩 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (90222306)
中畑 則道 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (60045804)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | ゴニオドミンA / セストキノン / グラミン誘導体 / マイトトキシン / アンフィジノリドB / アクトミオシンATPase / Ca^<2+>遊離作用 / 神経成長因子 / 生理活性物質 / 9-methyl-7-bromoeudistomin D / zooxznthellatoxin B / goniodomin A / ミオシン / 筋小胞体 / アストロサイトーマ細胞 / 骨格筋 |
研究概要 |
海洋渦鞭毛藻より単離されたゴニオドミンA(GDA)がアクチンに作用することにより骨格筋アクトミオシンATPase活性を修飾することを見出した。そこでGDAの作用を詳細に検討したところ、GDによる骨格筋アクトミオシンATPase活性の修飾は、GDAによるアクチンのコンフォメーション変化によって起こり、興味あることに、その作用がトロポニン/トロポミオシンに感受性であることが示唆された。海綿より単離されたセストキノン(XQN)がミオシン頭部のSH基を特異的に修飾することにより、骨格筋アクトミオシンATPaseを活性化することを見出した。さらに本研究において、XQNが骨格筋筋小胞体から強力にCa^<2+>遊離を引き起こすとともに、リアノジン受容体の開口活性の指標となる[^3H]リアノジンの結合活性を抑制することを見出し、詳細な作用の解析を行った。海洋生物から得られたグラミン誘導体の骨格筋筋小胞体からのCa^<2+>遊離作用における構造活性相関を検討したところ、1位にメチル基、5位および6位に臭素原子を有するグラミン誘導体に顕著なCa^<2+>遊離作用が認められ、それらの作用の詳細な解析を行った。海洋渦鞭毛藻より得られたマイトトキシンが、電位非依存性Ca^<2+>チャネルの活性化を介して、ラットC6-BU-1グリオーマ細胞からの神経成長因子の遊離を促進させることを見出し、作用の詳細な解析を行った。海洋渦鞭毛藻から得られたアンフィジノリドBがトロポニン/トロポミオシン系に作用してCa^<2+>感受性を増大させることにより、アクトミオシンATPaseを活性化し、その結果、天然アクトミオシンの超沈殿活性およびスキンドファイバーの収縮を引き起こすことを明らかにした。
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