研究分担者 |
杉浦 太一 藤田保健衛生大学, 衛生学部, 講師 (20273203)
浅野 みどり 名古屋大学, 医学部, 助教授 (30257604)
神戸 俊夫 名古屋大学, 医学部, 講師 (50093018)
土井 まつ子 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (00155615)
鳥居 新平 愛知学泉大学, 家政学部, 教授 (80023802)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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研究概要 |
1.気管支喘息をもつ子どものQOL調査票Ver.1の信頼性・妥当性 身体的,社会的,家族的,感情との関連項目の4カテゴリーで構成された40項目のQOL調査票Ver.1を作成した。調査票全体のCronbach's αは0.88,反復再現性(test-retest)があることを確認できた。因子分析(主因子法,バリマックス回転)の結果,5因子が抽出され,累積寄与率は48.6%であった。当初の4因子,および「仲間社会への参加制限」と考えられる因子であった。これを用いて調査した結果は以下のとおりである。 (1)1秒率70%未満の児のQOL得点は,70%以上の児よりも低かった。 (2)女子のQOL得点は男子よりも低かった。 (3)「重症」喘息児のQOL得点が低いとはいえなかった。 2.気管支喘息をもつ子どものQOL調査票Ver.2の信頼性・妥当性 身体的,社会的,家族的,感情との関連,仲間社会的項目の5カテゴリーで構成された30問の質問に総括スケール1問を加えた31問のQOL調査票Ver.2を作成した。 (1)調査票全体のCronbach's α 0.88で高い内的整合性を示した。 (2)因子分析の結果,当初の5因子が、ほぼ抽出され,累積寄与率は44.31%、弁別妥当性があった。 (3)総括スケールとQOL得点並びに4つのカテゴーとの相関係数は0.6以上で有意な相関が認められた。 3.アトピーをもつ子どものQOL調査票 「症状」,「気分」,「自己肯定感」,「日常生活・活動」,「役割・関係・支援」,「生活満足」の6カテゴリー、計35問の調査票を作成した。
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