研究課題/領域番号 |
10470531
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
|
研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
山口 忠敏 宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (80037598)
|
研究分担者 |
野村 創 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (80253839)
鹿志毛 信広 福岡大学, 薬学部, 助手 (80185751)
渡邊 健治 (渡邊 建治) 福岡大学, 薬学部, 教授 (40078689)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | dihydropyrazine / DNA strand breakage / dihydrodiazepine / carbon-centered radical / diabetes / cultured cell / apoptosis / carbon-centeral radical / dihydropyrazime / DNA strand-breaKage / carbom-centered radical / Diabetes / DNA Strand-breakage / carbonーcentered radical / tetra azadecalin / D-glucosamine / DNA strand-breakage |
研究概要 |
D-glucosamineのDNA鎖切断作用の機構の解明を目的とし、その解明結果を、糖尿病の予防と治療との関連において応用することを目指した。D-glucosamineからの変化生成物であるジヒドロフルクトサジンが、切断活性の本体である事を明らかにして、その類似構造体の別塗合成品であるジヒドロピラジン(DHP)体に、その切断活性がある.ことを発見した。このDHP体は、化学的に非常に不安定(反応性が高い)であり、次に示すような諸性質を示す事が明かとなった。1.DNA鎖切断作用、2.hydroxyl and carbon-centered radicalsの発生、3.新規化学反応、4.DNA鎖切断部位特異性などである。ごれらの性質(1〜4)に加えて、新しい実験結果が明らかになり始めている。14C-labeled DHPのマウスを用いた生体内分布実験において、脳、脊髄への分布、集積が明らかとなった。また、培養細胞へのDHP類の添加実験においては、カスパーギ依存のアポトーシスが進行することを明らかにした。In vitroの反応で、グルコースがアミノ基を取り込み、アミノ糖になり、これが2分子間脱水縮合することで、DHP誘導体を生成することは明らかである。故に、in vivoにおいても、非酵素的に同様な反応が進行していることが予測される。今後、生体内でのDHP類の生成と存在をを明らかにすること、さらには、そのDHP類の生体への影響を明らかにすることで、DHP類と疾病との因果関係が明らかになることが期待される。
|