研究課題/領域番号 |
10480010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
猪俣 公宏 中京大学, 体育学部, 教授 (50109360)
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研究分担者 |
今井 恭子 中京大学, 体育学研究科, 助手
長谷川 純一 中京大学, 情報学部, 教授 (30126891)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | シミュレーション / リュージュ / イメージトレーニング / CGシミュレーション / リュージュ・ボブスレー / イメージ / ボブスレー / 視覚的シミュレーション / 心理的スキル |
研究概要 |
本研究は3年間にわたって実施された。しかし当初の計画より、視覚シミュレーター(CGによる)の作成に手間どったこと、また選手のコース滑走時に脳波測定における技術的問題(特にノイズの除外)が未解決であったことなどにより、全体の研究計画の変更を余儀なくされた。そこでまず基礎的な研究として、心拍を手がかりとして滑走時覚醒水準の変化を検討した結果、特に動きを伴うイメージリハーサル中に意味のある心拍変動が見られた。さらに視覚シミュレーターを利用した滑走イメージリハーサル中の心拍反応と比較した結果、共通する部分と異なる部分が見られたと同時に個人差が顕著に見られた。このことはさらにCGによる滑走シミュレーターについて滑走面やコースおよび滑走速度などの諸点ついて再度、改善を試み、いっそう現実感が持てるシミュレーター作成の必要性が示唆されたといえよう。そこで以上のような研究結果に加え、さらに実際の滑走経験を持つ選手の意見を参考にしながらCGに改善を加え、次のステップとして改善された視覚的シミュレーターを利用したイメージトレーニングプログラムを作成し、リュージュ選手に対し実施した。この研究の成果としてはトレーニングの効果の立証よりもむしろ視覚的シミュレーターが持つ限界条件が明らかになり、この種のシミュレーターの具備すべき条件が明らかになり、次の研究課題への足がかりがつかめたと考えている。
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