研究課題/領域番号 |
10480022
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
横越 英彦 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (70109320)
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研究分担者 |
橋ケ谷 真理 (橋ヶ谷 真理) 飯田女子短期大学, 家政学部, 助手 (20300139)
野村 正彦 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30051527)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1998年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
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キーワード | 脳機能 / 神経伝達物質 / 食品成分 / 脳波解析 / 精神活動 / α波 / カテコールアミン / セロトニン / 脳栄養 |
研究概要 |
本年度は、幾つかの食品成分を用いて、脳内神経伝達物質の変動(動物実験)と精神活動(人体実験)との関連を探るための研究を行った。精神活動については、被験者には測定前の食事を抜いてもらい、各種試料を摂取させ、その後の体温、脈拍を簡易体温計で測定し、脳波測定ソフトコンピュータを用い、定常状態の脳波測定を行った。 (1)各種糖及び甘味料をラットに投与した結果、脳各部位のモノアミン量、特に、セロトニンが顕著に変動した。脳内セロトニンの増加は、脳機能に影響与えるといわれているので、次いで、ヒトを対象に各種糖を摂取させ、クレペリン検査でストレスを負荷し、その後の脳波解析を行った。その結果、クレペリンの仕事量に差が見出した。 (2)発酵乳ホエーをラットに投与すると、脳内各部位のセロトニン量の増加することを、これまでに見出しており、今回、ヒトを対象に精神活動を測定した。その結果、発酵乳摂取により、リラクゼーションが持続する傾向が観察された。 (3)ヤマブシダケ及びその他のキノコ類の乾燥粉末をラットに投与し、脳内モノアミン量などを測定した。その結果、シイタケと比較し、ヤマブシダケ粉末には、いくつかの脳の部位においてドーパミン量を増加させることを見出し、現在、その機構を解析中である。 その他、MicrodialysisやSuperfusion法で、神経伝達物質の放出機構を解析している。
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