研究課題/領域番号 |
10480026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
田村 晃一 青山学院大学, 文学部, 教授 (30082613)
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研究分担者 |
大貫 静夫 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (70169184)
宇田川 洋 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50107520)
二宮 修治 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30107718)
清水 信行 青山学院大学, 文学部, 助教授 (00178980)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 渤海 / ロシア / 沿海州 / 靺鞨 / 土製品 / 金属器 / 材質分析 / 蛍光X線分析 |
研究概要 |
本研究は、平成10年度において、田村が採集した沿海州南部各地出土の土器、瓦片などの胎土分析、およびロシア側から提供された三彩陶器片や青銅器などの蛍光X線分析などを約30点の資料について行った。平成11年度は日本北方各地出土の黒色土器、青銅器、鉄器及び東京城・クラスキノ土城出土土器など約50点の分析を行った。 かなり大量な分析を行ったため、現在まだすべての分析結果の検討を終えてはいないが、一部の結果について述べると、アプリコソバヤ寺院跡の三彩陶器片の胎土はやはり他の土器とは相当に異なっていること、南部沿海州各地の土器、瓦片などは胎土から見て大きく三ないし四のグループに分けられること、青森県高屋敷館遺跡出土の銅鋺、薄手のもの3片は同一個体と考えられ、他のやや厚手のものは成分の上から見て別個体と考えられること、長谷出土の黒色土器は、沿海州各地の土器とは成分のうえで大きく異なることなどを明らかにした。
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