研究分担者 |
松原 静郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (50132692)
三宅 征夫 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 部長 (50000071)
下野 洋 国立教育政策研究所, 次長 (30142631)
小倉 康 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (50224192)
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
五島 政一 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 主任研究官 (40311138)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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研究概要 |
本研究は,理科において自然事象を説明する能力を,文章だけではなく,図や表を用いて表現する総合的な能力ととらえ,その実態を小・中学生において調べることを目的としている。 本研究においては,IEA(国際教育到達度評価学会)の第3回国際数学・理科教育調査(TIMSS)における理科問題のうち,小・中学生に対して論述形式で出題された問題について,児童・生徒個々が解答に用いた文章を入力し,データベース化した。 具体的には,小学校3・4年生および中学校1・2年生を対象として実施された理科の論述形式問題9題(小)および11題(中)を含む自由記述形式問題13題(小)および22題(中)の解答をすべて入力し,データベース化した。13題(小)あるいは22題(中)を内容領域から分類したときの内訳は,物理・化学領域3題(小)/10題(中)、生物領域6題(小)/7題(中),地学領域2題(小)/4題(中),科学の方法に関わる領域2題(小)/1題(中)であった。各問題のデータ数は,両学年合わせて約1,100名(小)/約1,300名(中)であった。 研究成果報告書においては,同じくTIMSS調査に参加したオーストラリアのデータと比較するために,理科の論述形式問題3題を選び,日豪両国の小・中学生の解答の詳細な分析を行った結果を報告した。その際,解答に用いた文章の量や描いた図・絵を分析の観点として用いたところ,文章の量や解答に用いる図・絵に両国間でほとんど違いがないことが明らかとなった。
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