研究課題/領域番号 |
10480037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 日本女子大学 (1999-2000) 山梨大学 (1998) |
研究代表者 |
澤本 和子 日本女子大学, 人間社会学部・教育学科, 教授 (50226081)
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研究分担者 |
藤岡 完治 京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 教授 (90030048)
西之園 晴夫 佛教大学, 教育学部, 教授 (90027673)
水越 敏行 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)
木原 俊行 大阪市立大学, 文学部, 助教授 (40231287)
成田 雅博 山梨大学, 教育実践指導センター, 助教授 (10237612)
吉崎 静夫 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20116130)
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 教師教育 / 授業研究 / 教師の成長・発達 / 現職教育 / 教員養成 / 実践的力量形成 / パートナーシップ / 大学と教育現場 / 研修プログラム |
研究概要 |
最終年度は3年間のまとめの一年として、研究者が各研究対象地域・学校で現職教育に関わる中で、具体的な現職教育のプログラム開発などを推進した。また、海外との学術交流も行い、米国の現職教育、養成教育の専門家・研究者との研究を進めた。まとめにあたっては、その成果の報告と研究の体系化を図るにあたり、新潟大学での全体研究会(11月3日・4日)も実施した。 この最終報告書は、初年度の中間報告以降、2年目以降の研究により、2年間の教員養成・現職教育における教師としての力量に必要な資質・能力についての実証的なデータを基礎として明らかにしつつ、これらの研究成果を踏まえた養成や研修のプログラムを検討し、具体的な提案も行っている。本研究は、教員養成における大学と教育現場とのパートナーシップに関する基礎的研究を3つの視点からアプローチしていた。そして次の4つの目的の下に研究を進めた。(1)実習生から経験教師までを対象に、学級経営の面を含めて授業で活用する指導技術を、実証的な授業研究手法を用いて明らかにする。(2)(1)に関わって、総合的学習を含む学校を基盤とするカリキュラム開発(SBCD)や、授業力量形成のための、現職教育プログラムを開発する。(3)実習生から経験教師まで、教師のアイデンティティに関する思考、知識等を明らかにし、授業実施上の課題とその解決様式を明らかにする。(4)附属校園を協力校とし、大学との連携に基づく教育実習プログラムなどを開発するために、連携のあり方をについて新しい方法を開発し、評価を行う。 3年間の研究の結果、従来フィールド経験をいかに養成教育や教員としての能力・資質に結び付けるかが課題であったが、本研究においては、研究者が積極的に教育現場、行政、地域に参加し、カリキュラム開発などの提案を行った。また、附属校園や公立学校との連携を図り、カリキュラム開発や校内研修等を通じたパートナーシップ形成を進めた。パートナーシップ研究はまだ充分とはいてないが、本研究が、この分野において今後の研究の発展に資することを期待する。
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