研究課題/領域番号 |
10480054
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中澤 恒子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (00292839)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | レキシコン / 辞書情報 / 語彙規則 / 語彙タイプ |
研究概要 |
本研究では、日本語または英語の学習者が和英辞書を利用する際にこれを自動支援するためのシステムのプロトタイプの構築に向けて、形態素解析・辞書情報処理・ユーザ・インターフェースなどの方式の確立を目指し基礎研究を行った。 (1)辞書情報の処理に関して、語彙タイプの階層構造を用いる方式、語彙規則を用いる方式、音韻規則に形態的な情報を含める方式などについて比較検討し、英語などの屈折語だけでなく、日本語のような膠着語においても辞書の縦軸(語形変化)としての語彙タイプ階層、横軸(他品詞語の派生)としての語彙規則が必要なことを結論した。 (2)用言によって決定される基本的な補語の数とその品詞、及び文中の意味によってそれが変化する複数補語構造(polymorphism)を用言の辞書情報として記述するための素性構造の方式について、理論的な枠組みを比較検討した。本研究では用言の多義性(polysemy)が補語構造の変化を促すという立場を取り、用言とその補語が文中で派生的な意味を持つ時に起こる補語構造の変化をタイプ変化(type coercion)や同時合成(co-composition)などの語彙規則の適用として形式化するための研究を行った。 (3)名詞+名詞で構成される複合名詞について、構成要素となる名詞の意味にタイプ変化(type coercion)や同時合成(co-composition)などの語彙規則を適用し、またそれらの名詞の意味結合をいくつかの代表的なタイプに分類することで複合名詞の意味生成方式を考案し、その語彙規則の形式化に向けた研究を行った。 (4)大学院生の研究協力者の協力を得て、すでに稼働中の形態素解析システムを拡張することによって、上記語彙規則のコンピュータ上での実装と動作試験を行った。
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