• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

致死性高脂血症マウスに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10480237
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

加藤 秀樹  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (30142053)

研究分担者 六車 香里  実験動物中央研究所, 遺伝, 研究員 (50290979)
西川 哲  浜松医科大学, 医学部, 教務員 (50260584)
辻 厚至  浜松医科大学, 医学部, 助手 (60303559)
伊藤 豊志雄  実験動物中央研究所, 動物医学, 室長 (20106644)
江袋 美知  実験動物中央研究所, 遺伝, 研究員 (40167292)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードマウス / fsn^<Jic>遺伝子 / 高グリセリド血症 / 髄外造血 / 遺伝的背景 / 白血病 / 多面発現 / 乾癬 / コンジェニック系統 / 戻し交配 / 同座性 / allelism / 変異遺伝子 / 劣性遺伝子 / マイクロサテライトDNA / MSM系統マウス / Flaky skin / 突然変異 / 高脂血症 / 血液生化学的検査 / 致死遺伝子 / 交配実験 / リンケージ(連鎖)
研究概要

研究代表者は,生後14日齢頃に死亡する自然突然変異マウスを発見した。本研究では,その病因を追究し,ヒト疾患モデル動物として確立することを目的に種々の研究を行い,以下の成果を得た。
1.血液学的研究:異常マウスでは血小板が1.8倍,白血球数が1.6倍に増加した。後者の結果から異常マウスにおける白血病の可能性が疑われた。
2.血液生化学的研究:トリグリセリドおよび遊離脂肪酸が共に約7.0倍,遊離コレステロールが2.5倍に増加した。この結果から,本異常マウスは高脂血症(高グリセリド血症)であることが判明した。
3.遺伝学的研究:戻し交配により本遺伝子(仮称int遺伝子)の遺伝分析ならびに異常遺伝子のマッピングを行った。その結果,本異常遺伝子は常染色体性劣性であり,第17染色体の56cM付近にあることがわかった。同染色体上にあって病態が類似する既知の遺伝子flaky skin(fsn)との同座性を確認するためにfsnマウスとの間で交配実験を行った。その結果,本遺伝子とfsn遺伝子との同座性が確認され,国際命名規約に従ってint遺伝子をfsn^<Jic>と命名した。
4.病理組織学的研究:肝臓では脂肪変成の結果と考えられる広範な空胞化が観察された。また,有核細胞が多数認められ,細胞浸潤あるいは髄外造血の可能性を強く示唆した。腎臓および脾臓でも髄外造血像が認められた。
以上の結果から,本自然突然変異に関係する遺伝子は,典型的な多面発現遺伝子であり,多種類の臓器に異常をもたらすことが分かった。しかし,この理由によって発症の原因を特定することができなかった。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 加藤秀樹: "マウス・ラットの遺伝子地図" アニテックス. 10(2). 67-74 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi