研究課題/領域番号 |
10553001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
氷鉋 揚四郎 (氷鉋 陽四郎) 筑波大学, 農林工学系, 教授 (90189762)
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研究分担者 |
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (70291416)
宮田 譲 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (20190796)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | サイバースペース / 都市システム / 情報・交通社会基盤 / 人的資本 / 都市成長 / 外部性 / バーチャル企業 / 情報財 / 知識資本 / 規模集積の効果 / システムモデル / 都市システムモデル |
研究概要 |
単一都市経済モデルに、情報と交通混雑、余暇、規模・集積効果を組み込んだ一般均衡モデルを構築した。サイバースペースと物理的空間を明示的に分離し、サイバースペース経済で重要な役割を演じる仮想財、仮想企業と既存物理的都市の関係をシミュレーションにより解明した。 情報ネットワーク、交通ネットワーク及び規模・集積の効果を考慮に入れた複数都市システムの数値シミュレーションを実施した。サイバースペースで展開される新都市基盤としての仮想都市を内生化し、既存物理的都市との相互依存関係を都市間の物流と情報流動を考慮して分析した。 地球規模で展開される無線通信インフラの最適空間構造を、地上波システムと衛星通信システムとの代替性を考慮して分析し、両システム間の最適周波数割当を理論的に検討した。 非線形複数都市システムモデルを数値シミュレーションにより解析し、住宅、交通、農業の土地利用パターンを解明した。 集積の経済の外部性、混雑の外部不経済を内生化した、単一都市モデルを構築し、市場解と社会的最適解の関係を理論的に検討し、コースの定理に基づいたピグー式税金・補助金システムと最適な所得分配政策が都市空間構造に与える影響を数値シミュレーションにより分析した。 サイバースペース内に蓄積される知識資本ストックと都市経済成長の関係を記述する都市群経済成長モデルを構築した。都市群を生産型都市と消費型都市に分類し、都市住民の最適行動に基づく人的資本ストック蓄積が二種類の都市群の経済成長に与える影響を、都市群間輸送との関係を考慮して理論的に分析した。 我が国及び海外の諸都市における情報化政策やIT関連産業の集積エリアの特徴を体系的に整理し、比較分析を行った。 これらの研究成果については、日本地域学会、都市計画学会、国際地域学会等で報告、発表した。
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