研究課題/領域番号 |
10555043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
青山 英樹 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (40149894)
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研究分担者 |
近藤 幹夫 日産デジタルプロセス(株), システム本部, 開発部長(研究職)
稲崎 一郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30051650)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / バーチャルクレイモデリング / 意匠設計 / 感性 / 意匠概念形状 |
研究概要 |
本研究は、平成10年と平成11年度の2か年で計画され、製品企画・概念設計を進める中で固められてくる製品意匠形状イメージをモデル形状として具現化し、エージェント機能を用いて感性的手法に基づき、高品位な実態モデルを提唱するシステムを試作開発することを目的とした。同目的は(1)3次元抽象粗モデル構築サブシステム(意匠イメージから抽象粗モデルを構築するサブシステム)(2)3次元抽象精モデル構築サブシステム(抽象粗モデルから抽象精モデルを構築するサブシステム)(3)3次元完像モデル構築サブシステム(抽象精モデルから完像モデルを構築するサブシステム)の3つのサブシステムを開発するとともに、それらを有機的に統合することによる達成される。本研究は以下のとおりにまとめられる。 (1)3次元抽象粗モデル構築サブシステムの開発 グラフィックスワークステーションとデータグローブ、3D立体視装置、および力フィードバック装置を組み合わせ、意匠形状イメージをバーチャルクレイモデルとして構築するサブシステムを開発した。また、スケッチ・レンダリングモデルからも2次元抽象粗モデルを構築するシステムを開発した。 (2)3次元抽象精モデル構築サブシステムの開発 3次元抽象粗モデルの局部形状に対して、その位置と法線ベクトルを基に2次局面に当てはめ形状調整処理を施し、3次元抽象精モデルとして構築するサブシステムの開発を行った。 (3)3次元完像モデル構築サブシステムの開発 3次元抽象精モデル形状に対してハイライト曲線の調整に基づき美形状化して3次元完像モデルを構築するサブシステムを開発した。 (4)意匠形状イメージ具現化システム 上記(1)〜(3)のサブシステムを有機的に結びつけるとともにエージェント機能を組み入れることにより所期の目的とする意匠形状イメージ具現化システムの開発を行った。
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