配分額 *注記 |
12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1998年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,脱脂した米ぬかにフェノール樹脂を混ぜ成形・加工した後,無酸素雰囲気中で炭化焼成するという方法によって,新しい硬質多孔性炭素材料「RBセラミックス」を開発し,基本的トライボロジー特性を体系的に解明することにより,RBセラミックスの摺動部材としての応用の可能性を明らかにすることである. 平成10年度は,大気中無潤滑,水中,油含浸の環境下,幅広い荷重・速度条件下でRBセラミックスの摩擦実験を行い,)焼成温度500℃以上のRBセラミックスは大気中無潤滑,水中,油含浸のいづれの環境下においても,摩擦係数0.1〜0.15の極めて低い良好な値を示すこと,焼成温度800℃以上のRBセラミックスは幅広い摩擦条件下で比摩耗量10^<-8>mm^2/N以下の極めて低い値を示し耐摩耗性に優れていること,などを明らかにした. 平成11年度は,RBセラミックスをスライダーの摺動体に用いて,世界初の完全無潤滑タイプの直動すべり軸受を開発し,低摩擦,低騒音の優れた特性を有することを明らかにした. 平成12年度は,RBセラミックスをクラッチに応用することにより,低騒音,高耐摩耗性など優れた特性を有することを明らかにした.
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