研究課題/領域番号 |
10555065
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堤 敦司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00188591)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1998年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | ディーゼル排ガス / NOx / スス / 遠心流動層 / 脱硝 / 脱塵 / NO_x |
研究概要 |
ディーゼルエンジン排ガス中には、10%前後のO2と浮遊粒子状物質(ススとタール状物質)が含まれているため通常の三元触媒ではNOx低減が困難であり、現状ではディーゼル排ガスに対して有効な排ガス浄化方法がない。このためディーゼル排ガス処理装置の開発は社会的に緊急の課題となっている。そこで、本研究では遠心流動層を用いたディーゼル排ガス中のNOxとススの同時除去装置の開発を目的として研究を行った。 最終年度である本年度は、遠心流動層によるススの補集機構を解明するため、ナノサイズの超微粒子を遠心流動層で流動化させる実験を行いその流動挙動を調べた。その結果、ナノサイズ粒子が、遠心流動層によって、飛び出さずに大きな凝集塊を作ることなく流動化できることを示し、凝集体径がGによらずほぼ一定となることを見いだした。また、固定層を用いたNOxとカーボンの反応実験を行い、ススによるNOxの還元機構を明らかにした。
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