研究課題/領域番号 |
10555076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
溝口 博 埼玉大学, 工学部, 助教授 (00262113)
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研究分担者 |
田中 勝 埼玉大学, 工学部, 助教授 (90323378)
重原 孝臣 埼玉大学, 工学部, 助教授 (60206084)
三島 健稔 埼玉大学, 工学部, 教授 (30245310)
辰野 恭市 (株)東芝, 機械システム研究所, 研究主幹
平岡 和幸 埼玉大学, 工学部, 助手 (00312918)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1998年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 動画像処理 / 並列計算機 / 動画像メモリ / 動作認識 / 行動理解 / 計算機クラスタ / スケーラビリティ / 実時間処理 |
研究概要 |
本研究の目的は、高速性と汎用性とを両立させ、且つ拡張容易性を備えた並列視覚処理システムを構築することにあった。そして構築システムを利用した実験を通じ、要素PCの台数、LANの速度、LANの本数、付加ハードウェアの構成および規模、等の諸条件と全体の処理性能との実稼動状態での関係を実証的に把握、分析し、視覚システムの構成方法論を明らかにすることを目指した。具体的に構築した並列視覚システムの構成は次のとおりである。全体は高速LANで結合した汎用PC群から成り、いわゆるPCクラスタ構成を取る。個々のPCには汎用のビデオ入力インタフェースを備えた。さらに、各ビデオ入力インタフェースへ供給すべきビデオ信号を分配するための、構造可変型ビデオ信号分配器を設けた。汎用PCクラスタによる並列化に加え、構造可変型ビデオ信号分配器を導入することで、視覚処理に求められる実時間性・連続性・高速性と、処理内容に応じた並列度や処理対象分割法の可変性との両立をはかることができた。 3年間の研究期間中、まず提案したアイデアに基づく並列視覚システムを構築した。そしで、構築システム上のソフトウェアとして、動画像のランダムアクセスが可能な動画像メモリシステムの構築を行った。ついで、これら構築した並列視覚システムを用いて動画像処理の評価実験を行い、本研究で提案した考え方の妥当性と有効性とを実証的に確認した。実験用応用ソフトウェアの開発、および評価実験の実施に際しては、上記の動画像メモリを活用した。実験の題材としては、研究代表者と分担者らに経験のある顔画像処理を用いた。具体的には、顔の発見や識別、および識別能力の学習等をとりあげた。
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