研究分担者 |
林 信哉 佐賀大学, 理工学部, 助手 (40295019)
猪原 哲 佐賀大学, 理工学部, 助手 (90260728)
佐藤 三郎 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (80264141)
古部 敏也 岩尾磁器工業(株), 企画開発室, 研究員
ガスパリック ロバート 佐賀大学, 理工学部, 助手 (30304877)
|
配分額 *注記 |
10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
|
研究概要 |
1.ブルームライン電源を用いた水中気泡内放電によるオゾン生成(排オゾンの測定)では以下のことが明らかとなった. (1)水中気泡内放電のエネルギー損失は1ショット(1回のパルス放電)当たり約0.03Jであった. (2)水中気泡内放電によってオゾンが生成されることを水中からの排オゾンを測定することにより確認された. (3)排オゾン濃度は最大で130ppmであった.その後,放電の繰返し数を10Hzに増すと,排オゾン濃度は最大で約300ppmに増加した. (4)気泡内放電に注入するエネルギーまたは,放電の繰返し数を増すと排オゾン濃度は増加する. 2.磁気パルス圧縮電源を用いた放電の繰り返し化を行った結果,以下のことが明らかとなった. (1)水中微小放電の発光分光を行った結果,OHラジカルからの発光を確認し,OHラジカルの生成が明らかとなった. 3.水中気泡内放電のエネルギー計算の解析とそのエネルギーと排オゾン濃度との関係について調べた.その結果,以下のことが明らかとなった. (1)原料ガス流量の変化によって,電流波形に見られたずれは,気泡内放電の影響によるものである.パルス電圧が印加されてから約106ns以降に気泡内放電が発生した. (2)放電繰返し数150pps,原料ガス流量0.3l/min,印加電圧22kV(ピーク値)の時にオゾン濃度約6.42g/Nm^3が測定された. (3)単位ガス流量当たりの放電電力(即ち,電力密度)に対するオゾン濃度は比例的に増加し,オゾン収率はほぼ一定値(約64g/kwh)であった. 4.水中気泡内放電によるインジゴカルミン溶液(20mg/l:青色)の脱色実験を行ない,脱色効果を確認した.
|