研究分担者 |
中野 敬介 新潟大学, 工学部, 助教授 (80269547)
佐藤 拓朗 新潟工科大学, 工学部, 教授 (20271603)
岡田 和則 独立行政法人通信総合研究所, 横須賀無線通信研究センター, 主任研究員(研究職)
篠田 庄司 中央大学, 理工学部, 教授 (40055207)
山田 吉英 防衛大学校, 電気工学教室, 教授
田村 裕 新潟工科大学, 工学部, 教授 (60227288)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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研究概要 |
移動通信への需要の急激な高まりから周波数の有効利用が重要な課題となっている.この問題を解決するため,移動通信ネットワークの高度な最適化,知的制御を行う必要があるが,その際には,多くのNP完全問題を高速に解く必要が生ずる.そのため,ニューラルネット,遺伝的アルゴリズム等を用いた近似最適化手法の移動通信ネットワークの制御に対する応用は非常に重要な課題である.本研究の目的は,ニューラルネット,遺伝的アルゴリズム等を用いた高速ダイナミックチャネル割当システムを実現すること,その性能を評価することである. 最近のマイクロプロセッサ技術の進歩により,複数の高速マイクロプロセッサを用いた高速ダイナミックチャネル割当システムも実現例の一つの形態として考えられる.そこで,本研究では,ニューロアルゴリズム,遺伝的アルゴリズムを基本としたマイクロプロセッサを複数用いた高速ダイナミッククチャネル割当システムの設計及び制御システムに関する検討を行い,特に並列処理,分散処理を用いた遺伝的アルゴリズムによるチャネル割当法の開発,評価を行い,その有効性を確認した.また,交通トラヒックの変動による通信トラヒックの変動を考慮したチャネル割当問題を考え,この場合のチャネル割当問題の解法を提案した.また,利用者の移動を考慮して,ダイナミックチャネル割当法が用いられているセルラシステムの理論性能評価手法を提案した.また,その他の最適化問題や基礎技術についても並行して検討を行い,様々な成果を得た.
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