研究課題/領域番号 |
10555136
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
小畑 秀文 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (80013720)
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研究分担者 |
萩原 義裕 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助手 (80293009)
清水 昭伸 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助教授 (80262880)
縄野 繁 国立がんセンター東病院, 放射線部, 医長
武尾 英哉 富士写真フィルム(株), 宮台技術開発センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | 計算機支援診断 / CAD / マンモグラフィー / 乳がん / 微小石灰化像 / 腫瘤影 / 腫瘤影検出 / 診断支援システム |
研究概要 |
マンモグラフィー(CAD)システムの実用化においては、基本的なシステムの性能向上と、不特定多数の医療施設でのマンモグラム撮影条件の多様性に対応できるシステムであることが要求される。3年間にわたる本研究プロジェクトの主要な成果は以下のようである。 [1]撮影条件の調査とその影響 本研究では国立がんセンター東病院以外に全国5ヶ所の医療施設(国立大学病院、公立病院、私立病院)を選定し、撮影条件を調査した。また、この撮影条件の違いによる影響を軽減するために、一種の正規化法を開発し、CADシステムの医療機関ごとの性能のばらつきをほぼ解消できる見通しを得た。 [2]腫瘤候補陰影検出法の改良 それまでのCADシステムにおいて、悪性腫瘤が腫瘤影候補領域の検出において検出されないケースが5%近い割合で生じている。この問題の解決のために、新たに適応リングフィルタを開発した。 [3]胸壁近くの腫瘤の検出 胸壁に近い部分に存在する腫瘤の検出精度向上のため、胸壁近くの候補領域に対しては判別分析の段階で一定の重みを付加するようにアルゴリズムを改めた。
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