研究課題/領域番号 |
10555138
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
計測工学
|
研究機関 | 茨城工業高等専門学校 |
研究代表者 |
清水 勲 茨城工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80042464)
|
研究分担者 |
池田 耕 茨城工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (10321390)
加藤 文武 茨城工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (30270218)
砂金 孝志 茨城工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (70193232)
原 勉 浜松ホトニクス(株), 中央研究所, 研究室長
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
|
キーワード | 粒子形状識別 / 多重マッチトフィルタ / 光回折パターン / 光アナログコンピューティング / ホログラム自動作成 / 画像並列処理 / Laser / Hologram |
研究概要 |
光アナログ計算機の中枢をなす複数形状並列識別用多重マッチトフィルタ(MMSF)を簡便迅速に作成するための溶剤蒸気現象型光導電プラスチックホログラム(PPH)自動現像装置(PPHV)を試作改良し、実用的なPPHVを開発した。また、防振・可搬型ホログラム作成装置をつくるために、1本の光学レール上にレーザ、ホログラム作成光学系、PPHVを1列にまとめて載せてシステムを構成した。これによって薄明るい室内の木製机上でホログラムが数分間で作成できるPPH自動作成システムが完成した。このシステムを簡便にMMSFを作成する装置として用いられるために、その性能検査・評価を行った結果、従来にない簡便で高性能のMMSF作成装置になることが確かめられた。レーザ光源、MMSF簡便作成装置、コヒーレント画像変換装置である空間光変調器(SLM)、CCDカメラまたはパソコンからの画像を画像投影器(CRT)を通して空間光変調器SLMに投影して外部から画像をインコヒーレント・コヒーレント変換する装置、及びこれらの結合光学系を600mm長の1本の光学レール上に組み込んだ複数形状の光アナログ並列識別装置、すなわち光アナログ計算機を構成試作した。その結果、光アナログ計算機への形状識別アルゴリズムの搭載は、CCDカメラで撮影した被識別形状、あるいはディジタル計算機画面上で作成した形状を、参照形状群としてディジタル計算機画面上で配置し、SLM上に投影しPPHV上でMMSFを簡便迅速に作成することにより、簡便に行えることが明らかになった。開発された光アナログ計算機で複数の粒子形状や文字列を識別した結果、それらが光速度で並列に識別されることが確かめられた。また、この方法が高密度の流速ベクトルの瞬時並列識別法として非常に有効であることも実験的に明らかにされた。
|