研究課題/領域番号 |
10555172
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小尻 利治 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026353)
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研究分担者 |
奥田 昌弘 (財)日本気象協会, 関西支社情報開発課, 課長
大石 哲 山梨大学, 工学部, 助教授 (30252521)
堀 智晴 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20190225)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 知識獲得過程 / バーチャルリアリティー / ニューラルネットワーク / ファジィ推論 / Visual C++ / ダムコントロール / ダム操作 / 水量予測 / 濁質予測 / 貯水池操作 / 支援システム / バーチャルリアリティ / 知識ベース |
研究概要 |
平成12年度は、計画最終年度であり、理論の総合化と実用化を図った。 1.気象学的なシステム(入力)の異常を人工知能内の新しい知識とみなす知識獲得過程を提案し、知識レベルに応じた洪水予測・操作手順を明らかにした。台風の進路、雨の降り方、流出の特性などがあり、ファジイ値として統合化して、知識の分類・抽出・追加を行った。 2.ファジイ理論とニューラルネットワークを活用し、ファジイーニューロ型の降雨・流出予測を行った。ハイエトグラフはパターン分類に基づくファジイ推論を、ハイドログラフはハイエトグラフを利用するものとそれまでの流量だけを利用する2方法を用い、流入量の変動によって使い分けた。また、知識量の表示には、情報量を導入し、管理者の知識レベルを伝達するようにした。 3.バーチャルリアリティを貯水池操作の教育システムに取り入れ、ダムコントロール室内でのパネル操作、ゲート操作の再現と、ダム上下流での制御結果の立体表示を行った。訓練者があたかも実コントロール室にいるように感じることが重要で、立体的表現、目線に応じた画面の移動とズーミング、および指導者からの音声での指導が重要であった。 4.Visual C++上でのプログラム化を試み、パーソナルコンピュータでの解析を行った。そのため、変数に対するマニュアルが少なく特別な解説が不要となった。データの取り込みに関しては別のファイルが用意されており、携帯電話や無線などの利用は図れなかった。ただし、実務者との連携を図り画面の改善を図る必要は感じられた。
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