研究課題/領域番号 |
10555209
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東京都立保健科学大学 |
研究代表者 |
野村 みどり 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助教授 (80180785)
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研究分担者 |
吉野 泰子 日本大学, 短期大学部, 助教授 (90269499)
関口 克明 日本大学, 理工学部, 教授 (20059819)
横山 勝樹 女子美術短期大学, 造形科, 教授 (20230659)
正嶋 博 (株)日立製作所, 日立研究所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1999年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1998年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 視覚障害者 / 経路探索 / 案内システム / 駅のバリアフリー環境 / ユニバーサルデザイン / マルチメディア / 歩行訓練 / 音環境 / バリア・フリー環境 / オーディトリーマップ |
研究概要 |
本研究の目的は、情報障害者(特に視覚障害者)を対象とした経路案内システムを実現するための基礎的考察を行うことにある。本年度、以下の調査・考察を行った。 1.既存の整備手法・システムの分析と評価 1-1 米国における視覚障害者対策 ライトハウス・インターナショナルの施設における案内サインシステムなどの調査、駅構内において乗換え情報を音声で案内するトーキングキオスクの実地調査を行った。また、視覚障害者研究の国際学会であるVision'99(ニューヨーク)において本研究成果を発表し意見交換を行った。 1-2 リーゾナブルアコモデーションの考察 1977年設立の「高等教育と障害協会」の年次大会AHED'99(アトランタ)に参加し、法的義務下、リーゾナブルアコモデーションとして、情報障害者のためのマルチメディア技術が実践的効果的に使用されている実態などを多角的に把握し考察した。また、ノースカロライナ州立大学における情報障害者対策についてもヒアリング調査を行った。 2.駅の情報障害者対策に関するアンケート 全国JRグループの各乗り換え駅の駅長に対して情報障害者対策や、バリアフリー対策に関するアンケート調査を実施し、基礎的データの分析を行った。 3.マルチメディア技術を応用した音声案内システムの提案 昨年度試作したシステム(オーディトリーマップメーカーとオーディトリーナビゲーションシステム)の評価実験を行った。 3-1 案内文入力の分析 歩行訓練士による駅の乗換案内文を地点情報、経路情報、連結情報に分けて分析し、オーディトリーマップメーカーにおける使用語の種類と入力上の留意点について考察を行った。 3-2 視覚障害者による評価実験 試作機を用いて、視覚障害者によるオーディトリーナビゲーションシステムの使用評価実験を行い、使用した視覚障害者と同行した歩行訓練士からシステムの有効性と機能と操作性についての今後の課題を聴取した。
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