研究課題/領域番号 |
10555242
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
材料加工・処理
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 俊夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70115111)
|
研究分担者 |
吉成 明 (株)日立製作所, 日立研究所, 主任研究員
岡崎 正和 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00134974)
前田 正史 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70143386)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1998年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
|
キーワード | NC基超合金 / タービン翼 / 補修 / 再結晶 / Ni基超合金 / 柱状晶・等軸晶遷移 / 柱状晶-等軸晶遷移 |
研究概要 |
単結晶タービン翼の補修技術では、クリープ強度の低下を避けるためにも同一材を用いることが求められる。このため、補修時の割れとともに、補修部の結晶粒界生成を抑制し、簿材と連続した単結晶化を図ることが重要である。また、タービン翼の補修必要部分は何らかの機械的損傷を受けており、残留ひずみが存在している。このため、補修部近傍の適切な応力制御と補修条件の適切化が必要となる。 本研究では、この残留ひずみにより補修後の熱処理時に補修部に再結晶や変質域を生じ、疲労寿命を著しく低下させることを確認し、その生成機構を詳細に検討した。その結果、変質域は異結晶域であること、補修部の変質域に疲労破壊が粒界に沿って生じ、疲労寿命の低下は単結晶中に生じる方位境界の破壊抵抗が小さいためであることを明らかにした。また、粒界強化元素を含む耐食コーティングにより疲労強度低下を軽減できることを示した。また、タービン翼補修時に把握の必要な変質域の有無を非破壊的に検出方法を検討し、これが十分可能であることを示した。
|