研究課題/領域番号 |
10555287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山根 恒夫 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (70026102)
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研究分担者 |
関口 哲 日本製粉(株), 中央研究所, 主任研究員
津久井 貞至 (株)トミー精工, 開発本部, 主任研究員
中野 秀雄 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (00237348)
藤城 正敏 (株)トミー精工, バイオ開発室, 主席研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1998年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 無細胞蛋白質合成 / 遺伝子の転写 / 遺伝子の翻訳 / バイオリアクター / ATP / 蛋白質の安定化 / 大腸菌S30画分 / 小麦胚芽抽出液 / たん白質の安定化 / DNAの安定化 / 無細胞蛋白合成 / ミニバイオリアクター / 無細胞遺伝子翻訳装置 / ホローファイバー / 中空糸 / 転写・翻訳供役反応 |
研究概要 |
実験室レベルで必要とされる数ミリグラム程度の活性ある蛋白質を、遺伝子から出発して数日で取得できるような機器を開発すること、またそれに使用する大腸菌由来のS30抽出液の大量調製法、さらにその抽出液の高活性化高機能化をめざして、以下のような成果を得た。 1.名古屋大学分担分 ガラスビーズを菌懸濁液に加え、容器を激しく振る方式の細胞破壊装置(商品名ビーズショッカー)をS30抽出液調製に使用し、好成績を得た。一度に最大約50mlのS30抽出液が得られた。この細胞破壊装置の最適な操作条件を確立した。また、大腸菌S30抽出液を用いる系でジスルフィド結合を形成し活性のある蛋白質を合成する条件を確立した。 2.(株)トミー精工分担分 処理量0.1〜0.3mlの超小型で密閉式の透析器を開発した。この透析器によってS30抽出液を用いた無細胞遺伝子の転写/翻訳反応を実施して、12時間で約1.2mg/mlクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼが合成できた。 3.日本製粉(株)分担分 大腸菌S30抽出液の液体窒素中での保存安定性を調べ、約1年間十分安定であることがわかった。
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