研究課題/領域番号 |
10556048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
冨田 正彦 宇都宮大学, 農学部, 教授 (60074051)
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研究分担者 |
武内 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90112474)
藍澤 宏 東京工業大学, 文教施設研究開発センター, 教授 (70167766)
佐藤 洋平 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20012023)
三橋 伸夫 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (50229746)
生源寺 真一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40196580)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | 都市と農業との共生 / 都市農業 / 定住社会 / 資源循環システム / 環境創造 / 環境教育 / 農村環境整備 / 都市計画 / 資源のカスケード型循環利用 / 都市農村交流 / 多自然居住地域 / 環境共生 / 農村計画 / 中山間地域 |
研究概要 |
都市と農業との共生関係を各専門分野(農業土木学、建築・地域計画学、緑地学、農業経済学)から、人間環境の現状のボトムアップ、望ましい人間像ならびに21世紀の人間環境の具備すべき条件の両側面において追求し、それら議論を踏まえた共生空間の構造に関する試論および共生空間形成に向けた計画論の展開を図った。 人間環境の現状からは都市農業の意義の再検討、農家・農村社会の構造変化を踏まえた計画条件の整理、都市・農村住民双方の生活行動の趨勢と価値の多元化をふまえた計画目標体系の見なおしを行った。望ましい人間像と生活環境像の検討からは、環境創造主体としての人を技術人間と位置づけ、環境教育を通じたニューモラルの確立の必要性を確認するとともに、都市・農業共生の技術的前提としての資源循環システムの基本的フレームのあり方を検討した。 これらにもとづき、共生空間の構造を、持続可能な定住社会の構造における経済的位置づけ、農村環境整備における3つの具体的な地域モデル、および地域空間スケールごとの都市と農業の共生類型とそれを支える社会的仕組み、の3つの側面から試論的に展開した。さらに、環境時代の都市計画における農業の新しい機能的位置づけとそれに則した計画手法の提示を制度論の立場から行った。 以上より、次のような構成の研究報告書(平成13年度科学研究費補助金・研究成果公開促進費(学術図書)申請中)のとりまとめを行った。 I.緒論-都市と農業の共生の可能性と意義- II.人間環境の現状の演繹から共生空間構造を探る III.21世紀の人間環境の具備すべき条件から共生空間構造を探る IV.都市・農業共生空間の構造試論 V.都市・農業共生空間への計画論-21世紀の人間環境の創出に向けて-
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