配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
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研究概要 |
本研究では,サトウキビの品質評価用サンプル・ジュースの成分(N,P,Kなど)を近赤外分光分析装置で迅速に測定する方法を確立し,それに基づく生産管理・支援システムとその利用法の開発を目的とし,(1)近赤外分光分析装置によるジュース成分の計測システムの開発,(2)このシステムによる土壌分析および葉片成分分析,(3)これらの分析結果の相互関係の確認,(4)品質データと計測結果からなるデータベースの構築,(5)生産管理・支援システムの構築とその利用法に関する検討,(6)圃場状態を地図上に表示する地理情報システム(GIS)の開発を行った。今年度の主な結果は次の通りである。 (1)近赤外分光分析装置による計測システムを利用したジュース成分,土壌成分の分析 近赤外分光分析装置を用いて開発した十数種類のジュース成分を同時に計測するシステムを用いて,南大東村,北大東村などで採取したジュース成分の分析を行った。カリウム(K)などのミネラル分の測定もできることを示したが,なぜこれらが測定できるのかについて解明を試みた。 (2)分析結果の相互関係の確認 各種データの分析により品質に対する因子とその効果を明確にし,蔗汁成分による圃場診断法を検討した。 (3)データベースの解析手法の確立とその利用 データベースを解析し,収量・糖度モデルを作成し,その利用法を検討した。 (4)GISによる生産管理・支援システムの構築とその利用法に関する検討 南大東村,北大東村の圃場地図を作成し,データベースとリンクさせて,単位収量,糖度,作型などのマッピングを行った。
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