研究課題/領域番号 |
10557034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
滝口 雅文 熊本大学, エイズ学研究センター, 教授 (00183450)
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研究分担者 |
三輪 清志 味の素株式会社, 創薬研究所, 所長
冨山 宏子 (富山 宏子) 熊本大学, エイズ学研究センター, 助手 (50301370)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1998年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | HLAクラスI / 細胞傷害活性T細胞 / エピトープ / ワクチン / HLA-A11 / リバース・イムノジェネテックス / HIV-1 / HLA-A33 / 細胞傷害性T細胞 |
研究概要 |
本研究は、MHC抗原が多様性に富んでいるヒトで有効なワクチンを作成するために、新しい概念に基づいたワクチンを作成することを目的とする。すなわち多数のHLAクラスIに提示されるCTLエピトープを同定し、これらを用いてヒトに有効なCTL誘導型のワクチンの開発をするためのCTLエピトープを同定する。 1.HLA-A^*1101拘束性clade Bエピトープの同定:HIV-1リバース・イムノジェネテックス法を用いて3種類のHIV-1Pol蛋白および1種類のEnv蛋白由来のCTLエピトープを同定した。 2.HLA-A^*1101拘束性HIV-1 clade Eエピトープの同定:すでに明らかになっている8種類のHLA-A11拘束性のHIV-1 clade Bに対するCTLエピトープを用いて、HIV-clade Eに対するCTLエピトープの同定を試みた。8種類のうち、3種類のエピトープはclade BおよびE間で一致していた。この3種類のエピトープはclade E感染者でもエピトープとして認識されていた。一方、他の5種類はclade Bとclade E感染者で調べたところ、3種類はエピトープとして認識されていた。これら6種類のエピトープに特異的なCTLはclade Eウイルス感染細胞を傷害し、clade E感染細胞の排除に重要な役割を果たしていると考えられた。 3.HLA-A^*3303拘束性HIV-1 clade B CTLエピトープの同定:119種類のHLA-A^*3303結合HIV-1ペプチドを用いて、リバース・イムノジェネテックス法により6種類のHIV-1エピトープを明らかにした。 4.HLA-A^*2402拘束性B型肝炎ウイルスCTLエピトープの同定:リバース・イムノジェネテックス法を用いて、2種類のHBV CTLエピトープを同定した。このエピトープに対するCTLは、HLA-A24をもっている急性B型肝炎患者で高頻度に見られた。
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