研究課題/領域番号 |
10557129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
田渕 和雄 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (50116480)
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研究分担者 |
古田 誠 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (20325608)
白石 哲也 佐賀医科大学, 医学部, 講師 (70206275)
戸田 啓介 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (80274588)
福山 幸三 佐賀医科大学, 医学部, 講師 (60238516)
木原 俊一 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30253610)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 脳梗塞 / SELDI-TOF MS / midkine / 髄液 / アポトーシス / Bcl-2 / 虚血 / 神経細胞死 / Bcl-xL / 遅発性神経細胞死 / DNAfragmentation / TUNEL / Bax |
研究概要 |
ラット4vessels occlusion modelの海馬CA1領域では虚血後2日目に約15%、4日目に約60%の細胞がアポトーシスに陥っていることがTUNEL染色にて明らかとなった。神経細胞保護作用がある塩酸ビフェメランを腹腔内投与すると、神経細胞死が約半数に減少した。Bcl-2関連遺伝子産物の関与を免疫組織学的に検討した結果、コントロール群では経時的にBcl-2の減少とBcl-xの増加が認められたが、塩酸ビフェメランはこれらに影響を与えなかった。Baxはコントロール群で増加したが、塩酸ビフェメラン投与群ではこれを減少させた。以上の結果より塩酸ビフェメランはアポトーシス促進系を抑制することでアポトーシスによる神経細胞死を防いでいる可能性が示唆された。 フィラメント法によるラット中大脳動脈閉塞モデルを作成し、経時的に断頭し脳を摘出した。 30μmの凍結切片をメタノールにて固定し、HE染色にて中大脳動脈領域の梗塞巣を同定した。 Laser capture microdissectionによりischemic core(i),penumbra(p),normal(n)領域の脳を採取した。その溶解液中に含まれる蛋白質をSELDI-TOF-mass spectrometryにて解析した。チップはH4およびSAX-2チップを使用した。N領域に比較してpおよびi領域で減少する蛋白質を3種類、逆に増加する蛋白質が3種類認められた。現在MS/MS装置により、アミノ酸配列の同定を試みている。 またラット脊髄腔内にカテーテルを挿入したモデルを作成した。中大脳動脈閉塞モデルラットから経時的にこのカテーテルから髄液を採取し、SELDI-TOF-mass spectrometryにて髄液中内の微量蛋白質の同定を行った。急性期に増加する蛋白質2種類と慢性期に増加する蛋白質1種類が認められ、分析を行っている。
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