研究課題/領域番号 |
10557133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
越智 光夫 島根医科大学, 医学部, 教授 (70177244)
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研究分担者 |
岩田 淳 島根医科大学, 医学部, 助手 (10203382)
内尾 祐司 島根医科大学, 医学部, 講師 (20223547)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 滑膜細胞 / 半月細胞 / Electroporation / ラスピング / 細胞培養 / TGF-β / アグリカン / コンドロモデュリン / lac Z gene / LacZgene / TGF-β1 / 半月板修復 / 軟骨細胞 / 遺伝子導入 / rasping |
研究概要 |
半月板無血行野の断裂に対する半月板ラスピングの有効性とその機序を明らかにするために成熟日本白色家兎を用いて両膝関節を展開して、両内側半月板前節の無血行野(周辺から1/2の部位)に5mmの全層におよぶ縦断裂を作製した。その後、片側半月板はダイヤモンドバーを用いて滑膜周辺部から断裂部まで半月板の大腿骨側表面を約0.5mmラスビングし、術後1日,1,2,4,8,16週で半月板を採取し、interleukin 1-α(IL-1α)、transforming growth factor β1(TGF-β1)、platalet-derived growth factor(PDGF)等のサイトカインとproliferation cell nuclear antigen(PCNA)を用いて免疫組織染色を行った。その結果、ラスピングした半月板大腿骨側表面および断裂部でのこれらの発現が断裂部修復に関与することが判明した。また、成熟日本白色家兎の膝関節から滑膜組織を採取し、組織片培養によって得られた滑膜細胞にエレクロポレーションを行い、transforming growth factor β1(TGFβ1)遺伝子を導入し培養上清中のTGFβ1をELISA法で定量するとともに、TGFβ1遺伝子導入滑膜細胞をコラーゲンゲルに包埋して、その組織学的観察、およびII型コラーゲン、アグリカン、condromodulinのmRNAの発現を検索した。その結果、TGFβ1遺伝子導入滑膜細胞ではその上清中のTGFβ1の発現が増加し、アグリカンおよびcondromodulinのmRNAの発現を認めた。これによって、TGFβ1遺伝子滑膜細胞がコラーゲンゲルに包埋培養すると軟骨様組織が形成されることが判明し、半月板修復をさらに促進できる可能性が示された。
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