研究課題/領域番号 |
10557146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
伊吹 令人 群馬大学, 医学部, 教授 (40008256)
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研究分担者 |
安藤 一道 群馬大学, 医学部, 講師 (20232093)
水沼 英樹 群馬大学, 医学部, 助教授 (10125875)
安部 由美子 群馬大学, 医学部, 助手 (70261857)
真下 郁男 株式会社 エスアールエル, 研究検査部, 担当次長
長谷川 喜久 北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (40092001)
眞下 郁男 (株)エスアールエル, 研究検査部, 担当次長
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | インヒビン / アッセイ / 臨床応用 |
研究概要 |
インヒビンのアッセイ法として、抗インヒビンポリクローナル抗体を用いたRIAはインヒビンA、インヒビンB、インヒビンαモノマーとも検出する。私達の用いている抗体はオーストラリアのグループが用いてきた抗体に比ベインヒビンBに対する親和性が強く、正常月経周期婦人で、EIAによるインヒビンAとインヒビンBの両者を反映した値を示す。このRIAでtracerや緩衝液の検討により、O.1IU/mlの高感度で、排卵誘発時、周閉経期〜閉経後、顆粒膜細胞腫を含む卵巣腫瘍治療時、などの臨床検体を測定した(IR-inhibin)。顆粒膜細胞腫ではIR-inhibinは臨床経過をよく反映し、腫瘍の全摘出により感度以下まで低下するのに対して、再発例では、他の腫瘍マーカーより早期に血中濃度の上昇を示した。ゴナドトロピンによる排卵誘発時に、OHSSを生じた症例では、インヒビンAやインヒビンBより早期にIR-inhibinが高値となったことより、IR-inhibinが排卵誘発時のマーカーとして有用である可能性が考えられた。60才以上の婦人ではIR-inhibinは感度以下であった。現在、腫瘍のスクリーニングヘの適応の検討のため、多数例の閉経後婦人の検体を測定中である。インヒビンAについてimmunofluorometric assayを開発し、妊娠時のインヒビンAについて測定中である。インヒビンBについては作製した抗体ではimmunofluorometric assayで期待された感度は得られなかった。
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