研究課題/領域番号 |
10557148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
青野 敏博 徳島大学, 医学部, 教授 (50028445)
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研究分担者 |
松崎 利也 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70294692)
苛原 稔 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (20160070)
東 敬次郎 徳島大学, 医学部, 講師 (20192958)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2000年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1998年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | ゴナドトロピン療法 / 排卵誘発 / GnRHパルス療法 / FSH低用量維持療法 / 単一卵胞発育 / 多胎妊娠 / 卵巣過剩刺激症候群 / FSH GnRH健動投与 / 卵巣過剰刺激症候群 / FSH-GnRH律動投与 / FSH-GnRH律動投与法 / 多嚢胞性卵巣症候群 / 視床下部性排卵障害 |
研究概要 |
平成12年度は研究の最終年として、FSH単独療法、FSH-GnRH療法、FSH低用量維持療法に関して。視床下部性排卵障害患者、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者について症例を追加し、まとめを行った 平均発育卵胞数は、視床下部性排卵障害患者ではFSH-GnRH療法1.3個、FSH低用量療法2.0個、FSH単独療法3.9、およびPCOS患者ではFSH-GnRH療法2.4個、FSH低用量療法4.3個、FSH単独療法6.3個と、両疾患とも、FSH-GnRH療法が最も少なく、次にFSH低用量維持療法であり、FSH単独療法は最も多かった。FSH-GnRH療法、FSH低用量維持療法では両疾患とも多胎妊娠はな、くFSH単独療法による多胎妊娠に比較して有意に低率であった。また、OHSS発生率は視床下部性排卵障害患者ではFSH-GnRH療法で0%、FSH低用量維持療法12.0%、とFSH単独療法で38.6%に比較して有意に低率であり、PCOSではFSH-GnRH療法で13.4%であったのに対して、FSH低用量維持療法25.0%やFSH単独療法43.2%比較して有意に低率であった。 FSH-GnRH療法は、視床下部性排卵障害およびPCOSともに、FSH単独療法と同等の排卵率、妊娠率を保ったまま、発育卵胞数を減少させ、卵巣過剰刺激症候群の発生を軽減し、多胎妊娠を予防できることが示された。他方、比較的副作用の少ない投与法と報告されているFSH低用量維持療法について検討したところ、排卵率、妊娠率はFSH-GnRH療法やFSH単独療法と同等であるが、発育卵胞数、OHSSの発生はFSH単独療法より低率であるものの、FSH-GnRH療法に比較すると高率であった。治療日数は他の投与方法よりも長く、患者のコンプライアンスは若干低下すると考えられる。
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