研究課題/領域番号 |
10557235
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山崎 真巳 千葉大学, 薬学部, 助教授 (70222370)
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研究分担者 |
田中 良和 サントリー(株)基礎研究所, 主任研究員
斉藤 和季 (斎藤 和季) 千葉大学, 薬学部, 教授 (00146705)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | トランスジェニック植物 / アントシアニン / アンチオキシダント / 薬用植物 / 糖転移酵素 / Myc / Myb / WD / MYC / MYB / ポリフェノール / フラボノール |
研究概要 |
多くの植物種に広く分布するフラボノイド、アントシアニン、カテキン等のポリフェノール類は、強力な抗酸化活性をもち、活性酸素や種々のオキシダントで引き起こされる疾病を予防する機能を有することが、個体、細胞、分子レベルで明らかにされ、注目されている。また、植物体内ではこれらの抗酸化物質が、環境ストレスに応答して生産され植物体自体の保護に関わっている。そこで薬用植物における抗酸化物質生産能力を遺伝子エンジニアリングにより改良しすることにより、抗酸化物質を高生産あるいは安定に含有するトランスジェニック薬用植物薬用植物を作出すれば、オキシダント耐性となり大気汚染の深刻な地域での栽培も可能になると考えられる。また、このような抗酸化物質を豊富に含む植物を摂取することで酸化に起因する疾病を予防することが期待される。また、アントシアニンは、配糖化によって分子の安定性と水溶性が増加する。そこで本研究では、アントシアニン特異的な糖転移酵素を分子エンジニアリングして導入したトランスジェニック植物における抗酸化物質生産能力の改良を最終的な目標として、これまでにクローニングされた植物由来の糖転移酵素遺伝子を用いてこれらの組み換えタンパク質の基質特異性および配糖化部位特異性に関する詳細な解析を行った。さらに、アントシアニン生合成に関与する糖転移酵素をはじめとする触媒酵素遺伝子郡の統合的発現制御には、転写制御因子であるMycホモログ、Mybホモログならびに機能の詳細の不明な制御因子WD40因子が関与することが知られている。そこで本研究では、これらの制御因子を分子エンジニアリングに応用することも視野に入れ、アントシアニン生産の高発現しているアカジソからアントシアニン生合成の制御因子、成分変種特異的に発現する新規Myc遺伝子およびWD40ホモロゲ遺伝子、を単離し、コードされるタンパク質の機能解析を行った。
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