研究課題/領域番号 |
10558006
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
食生活
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
倉田 忠男 お茶の水女子大学, 生活環境研究センター, 教授 (60011920)
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研究分担者 |
鈴木 恵美子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (80154524)
大塚 譲 鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (20135833)
グュエン ヴァン・チュエン (グュエン ウ゛ァン・チュエ / グュエン・ヴァン チュエン) 日本女子大学, 家政学部, 教授 (80175322)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1998年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | 抗酸化ビタミン / 抗ストレスビタミン / ビタミンC / 生活習慣病 / 抗酸化 / 抗ストレス / 生活習慣病予防型食習慣 / 糖尿病合併症 |
研究概要 |
わが国は現在、世界史上、類を見ない超高齢社会に移行しつつあり、人々の最大の関心事は「健康」、特に生活習慣病の予防・治療等に関連する諸問題にある。一方、糖尿病等の生活習慣病に対する抗酸化・抗ストレスビタミンの予防効果については、従来の研究からある程度は分かっているがその詳細は残念ながら不明である。本研究の目的は、生活者としての立場から、健全な食生活の構築に向けて「生活習慣病予防型食習慣の確立」に必要な基礎資料の集積を図り、主要な抗酸化・抗ストレスビタミンであるビタミンCの生活習慣病(糖尿病)予防効果の基本メカニズムを明らかにすると共に、その研究成果に基づき「抗酸化・抗ストレスビタミンによる生活習慣病予防型食習慣の確立」のための提言を行うことにある。平成12年度は前年度までに得られた研究成果に基づき、糖尿病合併症の進行阻止に対するビタミンCの投与効果に関する基礎データの集積を更に図ることにした。すなわち、実験用小動物(主としてラット)に糖尿病誘導薬剤を投与して実験的糖尿病動物をつくり、一定の条件下で飼育し、その間外部から各種化学的ストレス(受動喫煙、ラップ類の加熱処理で生じる化学ストレス物質、パラコートなど)を負荷し、それらに対する動物の生理・生化学的応答につき、動物体内主要臓器中のビタミンC濃度の変化、肝薬物代謝系酵素活性の変動、m-RNA発現量の変化等々を中心に、種々の角度から多面的な解析を試みた。さらに、ビタミンCの栄養機能に関して世界各国で近年実施された多数の各種調査・研究成果の収集を実施した。上記研究成果ならびに調査結果を総合し、研究成果報告書に記載の提言を行い、我が国のビタミンC所要量策定に役立てた。
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