研究課題/領域番号 |
10558009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
清水 静海 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20115661)
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研究分担者 |
垣花 京子 東京家政学院筑波女子大学, 講師 (50248754)
礒田 正美 (磯田 正美) 筑波大学, 教育学系, 助教授 (70212967)
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
吉野 大之 カシオ計算機, 関数電卓開発部, 室長
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 算数的・数学的活動 / グラフ電卓 / 数学探究 / 観察・実験 / 観察実験 / 携帯用数学探究ツール / 数学探究電卓 / マルチプルリプリゼンテーション機能 |
研究概要 |
これからの学校数学では、コンピュータの普及に伴い、その機能を学習活動に取り込み、児童生徒の興味・関心やニーズ等に応じて活用することが可能になってきている。とりわけ、ノート・パソコンやグラフ電卓などの開発の進展や低価格化に伴い、携帯用数学探究ツールとしてその活用可能性は飛躍的に拡大してきている。しかし、学校数学の授業の場面では、必ずしも積極的な対応が採られていない。こうした状況を改善し学校数学の前進に資するため、本研究では、まず、これからの学校数学の方向を検討し、次いで、グラフ電卓の最新の仕様並びに学校数学の授業における活用可能性についての検討を行い、最後に、グラフ電卓を中心に、携帯用数学探究ツールとしての学校数学の授業における活用例の開発を行った。具体的には次のよう実績を上げることができた。まず、これからの学校数学の方向を検討する中で、算数的・数学的活動を視野に入れた生きる力をはぐくむ算数・数学教育の創造のための視点を整理し、数学教育における探究、コンピュータ環境下における数学的探究の支援、及び数学教育における観察実験アプローチについて明らかにした。次いで、グラフ電卓の最新の仕様並びに学校数学の授業における活用可能性を検討し、グラフ電卓利用の研究成果とその将来、情報化社会を生きる子どもたちの育成に対する数学教育の役割からのグラフ電卓の利用のあり方、及びグラフ電卓の機能とそれを利用した実践について整理した。そして、携帯用数学探究ツールを活用した学校数学の授業の改善を目指し、授業開発の事例を作成した。
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