研究課題/領域番号 |
10558010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京水産大学 |
研究代表者 |
羽曽部 正豪 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (10218464)
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研究分担者 |
石川 英律 新日本気象海洋, 環境創造研究所, 研究員
上田 忠佳 大日本製薬(株), 学術部, 研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 魚類細胞 / 細胞キット / 教育教材 / 生物教育 / 理科教育 / 教材教育 / 教科教育 / CHSE-sp細胞 / 環境教育 / キット |
研究概要 |
3ヶ年の成果は以下の4項目に分けられる。 <培養細胞キットの開発>:細胞キットの開発のため選択した培養細胞は、魚類由来の株化細胞(サケ科細胞細胞CHSE-sp、コイ科魚類細胞FHM-sp)である。それらは、温血動物由来細胞系にはない、多くの有用な形質をする。各種の試験検討・改良を重ね、最終的には、ほぼ完全な培養細胞キットの開発に成功した。 <細胞キットの実践予備試験>:実践研究においては、研究期間中、研究成果の利用試験として、公開実験を開催する、または各地の生物教育研修会の要請に応じる、更に実地の高校生物教育の場等に出向き、実用試験を実施する、など行った。同時に相手方(高校生物教諭や生徒ら)の意見等を参考に改良を行った。また、試験研究機関の研究者からの利用要請も多数寄せられ、同時に各種研究領域で試験的に利用された。 <解説書等の編集・作成>:実践利用試験にあわせ文書・テキスト等を作成し、その都度、また幾度かの編集・改訂をなった。更に、研究成果として一般向け雑誌等に、「教育教材としての培養細胞キット」という観点から文書の掲載を行った。 <環境教育>その成果を一部学会発表や論文としたが、教育現場への還元としては、双方(我々と利用者)の準備体制が今ひとつ不十分なため、今後の課題と考えられる。しかし、産廃問題地域の高校教諭などから、細胞キットによる環境教育実験系の試み、などの問い合わせを受けている状況にある。 各地に於ける実践試験(生物教育の講習・研修会)や成果の紙面掲載は、理科教育関係者からの反響が少なからずあり、本研究の将来的な継続性が必要と考えられる。
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