研究課題/領域番号 |
10558011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
矢野 敬幸 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (70013696)
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研究分担者 |
中嶋 浩一 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30012876)
三村 徹郎 奈良女子大学, 理学部, 教授 (20174120)
上田 望 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (00013417)
矢野 良子 東京工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (80015768)
御代川 貴久夫 (御代川 喜久夫) 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40078598)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | ネットワーク / 科学教育 / WWW / 学習システム / 学習管理 / postgreSQL / インターネット / 遠隔教育 / 自然科学概論 / 教科書 / 理科教育 |
研究概要 |
三年間の研究成果は大まかにいって2つの構成部分からなる。一つはいわゆる活字のテキストを仕上げたこと、二つがそのテキストと連携しているインターネット学習システムを質的に改良したことである。 理科系科目に関して苦手意識を持つ社会科学系学生達が大学で自然科学を学ぶ上で助けとなるような補助的・予備的な授業で使用するテキストの全面的な改定を行った。この改定の目玉は、インターネット教材との関連を強く持たせたことと、及び社会科学系大学生として身につけて欲しい最低限の科学的知識や科学的物の見方を新たに加えたことである。新しく追加した項目は次のようになる。「科学・技術と社会」、「平衡と化学変化」、「現代の宇宙観」、「環境の科学」、「情報技術の活用」である。全面的に改定を行った項目は「エネルギーとエントロピー」、「生物の共通性」、「生物の多様性」である。これらの成果は「サイエンスミニマム10++」と題して培風館より新しく出版された。 授業と平行してあるいは独立して学生が自由に学習できるように構築を進めてきたインターネット学習システムは、そのコンテンツの一層の充実を図るのはもとより、特に学習システムとしての双方向性の抜本的強化をはかることに成功した。具体的には、大量のデータを容易且つ迅速に取り扱うよう設計されたデータベースマネージメント・システムを導入することで、学生のアクセス・ログ解析を行い、その解析結果を利用して学生の学習状況を的確に把握できるような学習管理ツールを開発した。学生が全体としてどのような教材を学習しているかが分かるだけでなく個人の学生の学習履歴も容易に追跡できるようになっている。これらの成果は、論文として化学ソフトウエア学会の論文誌、J.Chemical Softwareに掲載されることが決まっている。
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