配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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研究概要 |
本研究では,光拡散方式の赤外線伝送LAN及びノートパソコンを用いて,教室内で自由なレイアウトでの設置が可能な教授システムの研究を行った。システムの特徴は次の通りである。 ・IEEE802.3 10BASE-Tで採用されているCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)を用いている。信号の衝突の検出において,無線LANに用いられているCSMA/CA(CSMA with Collision Avoidance)と比して極めて有利である。 ・教授者と学習者(群)の構成である。 ・いわゆるパソコン教室用の,教授者のパソコンと学習者(群)のパソコンとが情報の伝達を行うためのソフトが稼働している。 ・パソコン教室のソフトに,教授者学習者間の音声双方向伝達の機能が付加されている。 研究の結果,4技能,即ち,「読む」「書く」「聞く」「話す」に対応する機能がシステム上で実現できることが判った。同時に,システムの問題点が確認された。それは,教授者学習者間の双方向音声伝達が,リアルタイムではないことであった。国際電話や衛星放送で音声のズレがあるとコミュニケーションがとりにくいものであるが,本システムでは1秒を超えるずれが確認された。 結論としては,LL教室やパソコン教室といった特別の設備を学校内に設備することなく,赤外線伝送LANを普通の教室の天井に設置し,そのサービスエリアに,赤外線伝送L州に対応するノートパソコンを持込むことで,自由なレイアウトの教授システムを構築できる可能性を拓いたということがいえる。
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