研究課題/領域番号 |
10558027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 金沢工業高等専門学校 |
研究代表者 |
竹俣 一也 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (50167491)
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研究分担者 |
林 孝広 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (90241223)
直江 伸至 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (00249781)
山田 弘文 金沢工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (20280381)
村井 康寛 エルプライズコーポレーション, 教材開発部, 研究員
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (20259849)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 環境教育 / 技術者教育 / リモートセンシング / 環境計測 / モノ作り |
研究概要 |
本研究は、高等専門学校における技術者教育と環境教育との融合性を検討し、教育現場で実践されている教授内容をさらに発展させ、環境と人類との共生に取り組むために必要な意識を定着させる授業を実践することを目的とする。本研究では下記内容の研究を実施し、成果を得た。 1.創造実験の中で環境教育の実践 現在、本校において実践されている環境教育の内容を検討した。その内容は主に環境計測が主体であることが判明し、それとモノ作り教育の関係を調査した。その結果、センサーなどの測定装置の仕組みの理解と併せて環境教育を実践することが本校では最適であると判断した。 電気工学科の実験授業では多数の測定装置を使用するが、その中でもテスターは最も基本的な測定装置である。そこで,本校電気工学科3年次の創造実験で、テスターの仕組みを金沢市河川水の抵抗値を測定させながら理解させ、併せて河川水に含まれる物質の違いが河川水の抵抗値の違いとして現れることを調べる授業を実施した。 2.教材内容の検討1(地上での観測) センサーの仕組みの理解と併せて環境教育を実践するための教材を検討した。赤外線暗視カメラを用いて都市域における鉛直熱分布画像を作成した。人間の目では捉えることのできない興味深い画像に教育効果が期待できると思われる感触を得た。 3.教材内容の検討2(上空からの観測) ADEOS/POLDERセンサーで観測された地表面偏光度データを解析した。これも上記の熱分布画像同様,人間の目では捉えることができない情報であり,学生の地球大気に対する興味を引き出す効果が期待できる。ここでは,偏光データを放射輝度データと関連付けて解析し,環境教育用データとしての利用性を調査した。
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