研究課題/領域番号 |
10558034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
外池 俊幸 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 教授 (80180157)
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研究分担者 |
加藤 久雄 奈良教育大学, 国語教育講座, 教授 (40135827)
菊田 千春 同志社大学, 文学部, 助教授 (40278453)
大室 剛志 名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (70185388)
杉本 武 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (70196749)
佐川 雄二 名城大学, 理工学部, 講師 (90242833)
石崎 雅人 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教授 (30303340)
松原 茂樹 名古屋大学, 言語文化部, 助手 (20303589)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 生成的辞書 / レキシコン / 日本語文法 / 語義 / 意味素性 / マグニチュード推定法 / IPAL / 日本語 / 文法 / 統語論 / 形態論 / 語彙意味論 / 運用論 / WWW / 辞書 / 構造化 |
研究概要 |
本研究の元にしたのが、次に挙げる電子化辞書である。規模は小さいが詳細な日本語の電子化辞書として評価されており、一般に広く公開されているIPAL(IPA Lexicon:情報処理振興事業協会 Information-technology Promotion Agency : IPA技術センターで編纂された)。http://www.jpa.gojp/STC/NIHONGO/IPAL/ipal.html 本研究の研究成果は、大きく以下の二つに分けられる。 1 拡張の可能性 IPALでは、語義分け、意味素性を付与する場合など、ほとんどすべての項目に関して、基本的には範疇的=categoricalな記述が行われいる。これは、範疇的な記述が難しい場合にも、必要な場合には下位区分するなどして、何とか範疇的な記述を押し通している。そこで、IPALを元に、記述されているのとは異なった範疇を付与緒する拡張の可能性を探れるリストを作成した。リストは、言語学的に意義があると考えられるものを選んだ。さらに、増やすことは可能である。 2 マグニチュード推定法 生成文法の枠組みでは、文法的であるかないかの判断を、範疇的なものとする考え方が長年取られてきた。しかし、1990年代半ばから、文法性だけでなく容認可能性に関しても、段階的な捉え方が可能だという研究動向が出てきた。心理物理学で広く使われてきたマグニチュード推定法を使い、被験者の言語直観を量として取り出す方法である。これは、日本語についての研究を進める上で有用だと考えられる。実験方法の説明と行った実験とその結果をまとめた。 また、本研究の研究成果は、WWW上に公開している。今後も更新していく予定である。http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/〜tonoike/glexcicon.html
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