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D&D実用ソフトウェアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10558037
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 統計科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

柴田 里程  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60089828)

研究分担者 大隅 昇  慶應義塾大学, 統計数理研究所, 教授 (80000206)
清水 邦夫  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60110946)
神保 雅一  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50103049)
中園 美香  (株)数理システム, 研究員
高際 睦  慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30306849)
中田 美香  (株)数理システム, 研究員
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードDand D / SQL / データ / JAVA / RMI / JDBC / DandD / データ解析 / XML / XSL / Java Script / データベース / データサイエンス / D&D / マークアップ言語 / データ取得 / データの組織化 / SGML
研究概要

本研究は,データとその記述の一体化の一つのルールである,DandD(Data and Description)ルールの実用化をめざして,先行研究の成果であるD&Dルールの再検討をおこない,近年のさまざまな環境の変化,とくにIT技術の進歩を反映した実装をおこなった.
DandDルールでのデータの組織化は,単なる数値の並びであるデータベクトルを基本とし,それを関係形式あるいは配列形式として構成することにより,汎用性を確保することとした.また,データベクトルのみならず,関係形式や配列形式で組織化するときの属性を用いて,データのさまざまな様相を表現できるようになったことは,実用化に向けての大きな進歩であった.また,背景情報などの記述に関しても,データ取得の方法,改訂の記録,解析結果の記録など,その性格に応じた記述方式を定めることにより,処理のある程度の自動化の手がかりを与えることができるようなった.もっとも顕著な成果は実験計画と標本調査を,釣り合いとランダム化の観点から統一的に記述する方式を編み出した点である.
DandDルールの実装は,いまやWebページの標準的なマークアップ言語であるXMLを用いておこなった.その結果,広く用いられているInternet ExplorerなどのブラウザがDandD用のスタイルシートを与えるだけで,DandD用のブラウザーとして用いることができるようになった.この点は実用化にとって大きな利点である.
一方,解析ソフトウエアに対してDandDインスタンスをエキスポートするサポートソフトウエアの開発もおこなった.これは,汎用性に重点を置いて,字句解析プログラムLeXと構文解析プログラムYACCを用いて開発したが,このことによってDandDルールの不備な箇所を早期に発見でき,ルールを改訂することができた.これはDandDの完成度を高める点でも重要であった.現在,開発の完了し公開しているエキスポートシステムは,データ解析言語S/Splusをターゲットとしたものであるが,他のソフトウエア,たとえば,R,XLISPSTAT,Mathematicaなど,リストを扱えるソフトウエアならば,プログラムを数ヵ所変更するだけで可能である.
DandDルールと開発したサポートソフトウエアの詳細は
http://www.stat.math.keio.ac.jp/DandD
より入手できるようになっている.

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (16件)

  • [文献書誌] 滝良太,柴田里程: "DandDにおけるデータサンプリングの統一的な記述"第68回日本統計学会講演報告集. 110-111 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小澤和弘,林剛正,神保雅一: "DandDにおけるデータベースへのアクセス"第68回日本統計学会講演報告集. 112-113 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 横内大介,柴田里程: "DandDにおけるデータファイルへのアクセス"第68回日本統計学会講演報告集. 148-149 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮澤美紀,柴田里程: "DandDから解析ソフトウェアへのエキスポートシステム"第68回日本統計学会講演報告集. 150-152 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柴田里程: "データサイェンスのすすめ"日本統計学会誌. 30. 47-51 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 横内大介,柴田里程: "インターネット上のデータの活用-DandDサポートシステムの新しい方向-"統計数理. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柴田里程: "データリテラシー"共立出版(株). 200 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Daisuke Tokouchi and Ritei Shibata: "Toward Utilizing Data on Internet"Toukei Suuvi. (to appear). (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ritei Suibata: "Fascinating Data Science"J Japan Statistial Society. 30. 47-51 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ritei Shibata: "Data Literaey"Kyoritsu Publishing Co.. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 滝良太,柴田里程: "DandDにおけるデータサンプリングの統一的な記述"第68回 日本統計学会講演報告集. 110-111 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小澤和弘,林剛正,神保雅一: "DandDにおけるデータベースへのアクセス"第68回 日本統計学会講演報告集. 112-113 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 横内大介,柴田里程: "DandDにおけるデータファイルへのアクセス"第68回 日本統計学会講演報告集. 148-149 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 宮澤美紀,柴田里程: "DandDから解析ソフトウェアへのエキスポートシステム"第68回 日本統計学会講演報告集. 150-152 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田里程: "データサイエンスのすすめ"日本統計学会誌. 30. 47-51 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田里程: "データリテラシー"共立出版(株). 200 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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