研究課題/領域番号 |
10558039
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
馬場 敬信 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70092616)
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研究分担者 |
加藤 茂夫 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00143529)
大津 金光 宇都宮大学, 工学部, 助手 (00292574)
吉永 努 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科(平成12年8月1日宇都宮大学より移動), 助教授 (60210738)
福永 泰 日立製作所, 日立研究所・情報制御第一研究部, 部長
木村 康則 富士通研究所, マルチメディアシステム研究所・アーキテクチャ研究部, 部長
中田 登志之 日本電気, C&Cメディア研究所・高性能コンピューティングテクノロジーグループ, 研究部長
山口 亨 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (40251079)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1998年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | システムオンチップ / 投機実行 / マルチステッド処理 / ネットワークルータ / 並列処理 / 計算機システム構成 / マルチスレッド処理 |
研究概要 |
研究成果としては、A-NETの核言語であるA-NETLの処理系を各種プラネットフォーム上に実装評価することを継続的に行なうとともに、以下の観点から新たな研究開発を行なった。 (1)投機的マルチスレッド処理を行なうプロセッサ 将来の汎用マイクロプロセッサアーキテクチャとして最も有望と考えられているマルチスッド処理方式のうち、特にプログラムの制御フローに沿った複数パス投機処理を行なうものに関して、単純なベンチマークプログラムを用いてのシミュレーション評価を継続して行なった。 (2)各プロセッサ間を接続するネットワークルータ 接続形態が2Dメッシュおよびトーラス型のネットワークにおいて部分的に適応制御を行なうデッドロック回復可能なルータをハードウェア記述言語で記述し、論理合成を行なった結果を用いたシミュレーションによるコストパフォーアンスの評価を継続して行なった。さらに、論理合成結果から得られるタイミングパラメータを反映したソフトウェア機能シミュレーションを併用することにより、ベンチマークプログラムを用いた評価を行なった。 (3)システムオンチップ技術を用いた並列計算機システム システムオンチップ化技術の発展に伴い、将来の並列計算機のノードプロセッサはシステムオンチップ化されていくものと考えられる。その際、並列計算機システム全体としての性能が最大になるノードプロセッサの構成に関する評価が必要となる。本年度は、1チップ上に集積可能なトランジスタをプロセッサコア、キャッシュ用SRAM、オンチップ主記憶DRAMのそれぞれへの割り当て率を変化させた場合の全体としての性能の変化を、シミュレーションにより初期的評価を行なった。 (4)並列計算機の実用的な課題への応用 設計した並列計算機を、静的タイミング解析の並列処理、オブジェクト指向データベースに対する並列ナビゲーション、マルチエージェントシステム、ITS等の実際的な課題に応用し、その有効性を確認した。
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