研究課題/領域番号 |
10558042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
有澤 博 横浜国立大学, 工学部, 教授 (10092636)
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研究分担者 |
田村 直良 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (20179906)
根本 明宣 横浜市立大学, 医学部, 助手 (20264666)
安藤 徳彦 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (30254197)
後藤 敏行 横浜国立大学, 工学研究科, 教授 (30234991)
影井 清一郎 横浜国立大学, 工学研究科, 教授 (20017966)
酒井 直隆 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (90235119)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
1999年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1998年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 実世界データベース / マルチメディアデータベース / 時空間検索 / 被写体抽出 / 人体モデリング / エルゴノミクス |
研究概要 |
本研究は、スポーツ医学やリハビリテーションにおける人体の運動評価に十分に役立つ精密な人体の3次元グラフィック形状モデルの作成および実際の人間の動きを正確にマップすること、さらにそれら全てをデータベース化して、特徴や意味に基づく検索、運動の再合成と評価などを行えるシステムの開発を目的としている。 初年度においては人体を構成する部品を個々の相違を表現しつつも共通的な構成上の意味を保持しているようなグラフィックオブジェクトである人体部品の形状メディエータエータ(mediator)を提案したが、2年目においてはこれを拡張し、個々の人体の関節パラメータ(自由度、可動域)を表現できる構造メディエータを提案した。さらに通常の人体だけでなく、リハビリテーション中の患者などの特定条件下での運動を表現できる運動メディエータを作成した。 以上を踏まえて、医学的応用に利用できるグラフィックモデルを作るため、さらに人体の骨を3次元スキャナで取り込むことにより、より詳細な人体モックアップを作成した。また関節の定義においても医学的知識を応用した。その結果、「五十肩」など医学的な症状を再現できるようなモデルを構築でき、かつデータベースヘの蓄積と検索が可能であるような表現構造であることが検証された。最後に全研究分担者が集まり、医学的視点およびシステム的視点からの検討が行われ、今後データの取得とモテル化について、より詳細化が必要との結論を得た。
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