配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1998年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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研究概要 |
1.視覚言語の抽出と自動フェアリングシステム デザイナーの描いた曲線を分析し,視覚言語の抽出と体系化を行った.また,非接触型3次元形状計測装置を用いて自動車のクレイモデルを測定する方法,及び測定データから視覚言語を抽出する方法を提案した.さらに,視覚言語の組合せによる全体形状の構築方法を提案した.以上の成果に基づき,視覚言語を用いた曲線創成システムのプロトタイプを開発した.このシステムは,短時間でデザイナの意図する曲線を得ることが可能であり,リバースエンジニアリングのための有益な道具になることが分かった. 2.曲線の最適セグメンテーション 曲線のセグメンテーションの問題を,スプライン関数の節点の決定問題と見なして,その最適な数と位置を自動的に決定する方法を開発した.また,それを多重節点も扱えるように改良(すなわち,尖ったところや不連続なところのある形状をも扱えるように改良)した.さらに,開発したアルゴリズムを自動車のクレイモデルの測定データから自動的に曲線モデルを得る問題へ応用し,良い結果を得た.なお,データあてはめの様々な手法をサーベイし解説論文として発表した. 3.認知幾何の拡張とプリミティブへの応用 よく用いられているプリミティブや特殊な面の成り立ちをしている多面体について面構造分析を行い,抽出された多面体を視覚言語として体系化した. 4.3次元形状計測と3次元モデリング 和歌山大学に保存されている日本狼の剥製の形状とテクスチャを,非接触型3次元形状計測装置を用いて計測し,日本狼の3次元ディジタルモデルを作成した.それを用いて日本狼の電子仮想博物館のプロトタイプを構築した.
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