研究課題/領域番号 |
10558113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
太田 茂 広島大学, 医学部, 教授 (60160503)
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研究分担者 |
北村 繁幸 広島大学, 医学部, 助教授 (40136057)
吉原 新一 広島大学, 医学部, 助教授 (00037607)
中村 重信 広島大学, 医学部, 教授 (30026843)
杉原 数美 広島大学, 医学部, 教務員 (20271067)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | テトラヒドロイソキノリン / パーキンソン病 / 早期診断技術 / アルデヒドオキシターゼ / パーキンソン病発症物質 / アルデヒドオキシダーゼ |
研究概要 |
1.パーキンソン病患者からTIQ類の定量 パーキンソン病防御物質の候補である1MeTIQあるいは発症物質の候補である1BnTIQ,3',4'DHBnTIQをヒト死後脳及び脳脊髄液から定量する方法に関しては既に著者等のこれまでの研究によって確立し、パーキンソン病患者に於いて防御物質は減少し発症物質は増加していることが明らかとなっている。しかし早期診断のためには脳をサンプルとして用いることは不可能であるし、脳脊髄液も患者からの採取などを考えると問題がある。そこで採取が容易な血液からの検出を試みるため、まずラット血液を用い上記化合物の検出を検討した。 2.1MeTIQ合成酵素活性を指標にした早期診断技術開発の基礎研究 マウス、ウシ、サル脳に上記の酵素が存在していることは著作等のこれまでの研究から明らかになっている。そこでまずヒト死後脳においても本活性が存在していることを確認した。 3.アルデヒドオキシダーゼ活性を指標にした早期診断技術開発 生体内物質であるニコチンアミドはN^1メチルニコチンアミドに変換され、薬物代謝酵素であるアルデヒドオキシダーゼの基質となって2-ピリドン体及び4-ピリドン体へと代謝されることが知られている。また尿中代謝物として2-ピリドン体及び4-ピリドン体の量はアルデヒドオキシダーゼ活性と良い相関があることを著者等は見出している。最近少数のパーキンソン病患者の尿を用いた予備実験に於いて2-ピリドン体及び4-ピリドン体の量の減少が認められた。
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